手洗いにあっては私は消極的です。手を洗わなくても25年間風邪を引いていませんし、予防接種などせずともインフルエンザと無縁なのです。手を洗いすぎると手指の皮脂も無くなります。すると常在菌が増殖できなくなり病原微生物が優位になる恐れがあります。目安としては神経質に消毒液で手を洗いすぎ手指が荒れている場合です。これは駄目。界面活性剤が折角の皮脂を洗い落としている証拠なのです。
胃酸の威力を考えた時、日常生活において手洗いなんて全く無意味だと感じます。そして常時手洗いをする事そのものにも疑問を持ってしまうのです。と言うのは正しい手洗いを御存知ないヒトがおお過ぎだから。正しい手洗いとは先す爪の先を徹底して洗います。そして次に指の間も含めて手指を全体的に洗い流すのです。最後に長袖のシャツをまくり、爪先から手首にむけてシャワーのように流水させます。ここまですると正しい手洗いなのですが、(教科書的に)本当に必要なのか?私は正しい手洗いを存じ上げていますが、患者さんを診る前でもそこまで行いません。
うがいは大切。口蓋垂(のどちんこ)の裏側に水を入れ、乾燥を防止するのです。正しいうがいは苦しいです。むせるような感覚になり、瞬間的に息もできなくなるような状況です。がしかし口蓋垂の裏にまで水を供給しないとうがいの意味がありません。そして、水と申し上げるのは水道水こそが最大の殺菌効果があるからなのです。うがい薬でうがいするのは愚の骨頂だと私は考えています。ですから数年間、私の外来ではうがい薬を処方していません。
手洗いうがいを意識して、汚いマスクで感染予防と対極の選択をするよりも「感染しても発症しない」自身の身体をつくる事が大切なのです。その意味では糖質制限と延長先上にあるケトン食あるいは不食の概念が予防になると考えます。