については色々と議論されます。某有名人女性が舌癌になって以来、国民の関心が口腔癌に集まっていることを感じます。それは職場でスタッフの方から相談を受ける回数が増えたからです。
一般的な癌に比べて口腔癌の特徴としては好発年齢にピークが二つある事です。一般的な癌(肺、胃、大腸)では4、50歳以降を癌年齢とされています。しかし口腔癌にあっては2、30代でも好発しているのです。そして最大の原因としては喫煙と強いアルコール。しかし、それだけでは論じられません。タバコも吸わないしアルコールも嗜まない若いヒトにも口腔癌はみられます。スリランカのある紙巻たばこ(ガムのように噛む)では口腔癌との関連が証明されています。
歯列不正や放置した虫歯、そして合わない入れ歯や詰め物による刺激が口腔癌の原因だという説もあります。有力ですが、疑問も残ります。認知症や精神疾患で長年虫歯や合わない詰め物を放置している患者の口腔内を診ますが、ほとんどすべて口腔癌の因子とはなっていません。
はやり口腔癌(特に若年者)の最大の要因としては遺伝的な素因があるように感じています。癌体質のヒトが一番危険なのではないか、と考えます。そして成書にある因子だけを鵜呑みにはできないと思うのです。
それは肺癌の原因ってだれでも喫煙だと言います。しかし因果関係としての科学的な論拠が無いというのが現在の見解です。だからたばこを吸っても肺癌になる危険はないのか・・・答えは否。タバコに含まれる発癌物質を考えると、とても怖いと思います。では喉頭癌や口腔癌のリスクを高めると公式に発表されている喫煙なのに、なぜ肺癌だけは無関係といわれるのか・・・。そこには患者数が圧倒的に多い肺癌をタバコと結びつけるとタバコが売れなくなる、という悪意ある操作がされている可能性があります。
とは言っても口腔癌の最大の原因は慢性機械的刺激です。合わない入れ歯も歯列不正も喫煙も強いアルコールも間違った舌磨きもすべて原因です。正確には遺伝的素因にこれらが重なると口腔癌につながる、と言えそうです