両親が大学教員なのに子供は中卒。両親が中卒なのに子供は東大医学部卒。このような極端なケースもあるでしょうが、医者の家の子供は医者になり、職人の家の子は親の後を継ぐ。これが持って生まれた運命の器だと思うのです。
ですから無理があってはいけません。歯学部卒業しても何年も歯科医になれず毎年莫大な学費をかける事を余儀なくされるヒト。歯学部で留年を繰り返し12年で放校となり再受験を目指す人。これらの場合、例外もありますが家(親)が歯科医でも医師でもなく、時に借金をして学費を作っているケースもあるのです。
自身の持って生まれた器からはみ出ると悲劇が待っているのです。歯科医の器では無い場合、歯科界に入るのは危険です。がしかし、自分は器からはみ出ているのか否か知る事ができません。そこがやっかいなのです。
無理は駄目。私の基準として、学部学生の時に同じ留年は1度まで。2度目の留年で歯学部を止めるが無難だと思います。特に現在の歯学部の異常な進級卒業締め付けと歯科医師国家試験の難関さを考えた場合に「逃げるが勝ち」精神も肝要なのです。深い森に入り込んでしまう前に・・・
歯学部卒業して歯科医になれない場合、1回だけチャンスを(自身で)与えれば良いのではないでしょうか。逆に言うと2回目以降は無理、あきらめる。というのは現役に比べて1浪の合格者は凄く減ります。そして3浪以上ではほとんど合格する可能性がないのです。
(ところが、10年も浪人していて突然合格するヒトもでてきます。奇跡のようなのですが、これを聞きつけて多浪生と家族はそこに希望を得ようとします。)
今はまだ7月。現役生も浪人生も今日から来年に向けてしっかり的を射た努力をすれば皆が合格圏内。持って生まれた器の話はもちろん封印しています。=本日の日曜講義で・・・