私が歯科医師国家試験を受験した20年以上前にあっては問題の選択肢に「電動歯ブラシ」という単語が出てくればすべて不可とされていました。つまり電動歯ブラシが全否定されていたのです。
ところが、のちに身体が不自由な方や小児にたいしては電動歯ブラシ使用も必要と解釈されるようになりました。そして現在では電動歯ブラシを完全肯定されています。電動歯ブラシの性能が変化したとはいえ、これほどまでに解釈の仕方が変化する事に違和感を覚えます
電動歯ブラシでの口腔ケアの有用性有無を議論する前に必要な事があります。それは糖質。口腔内の虫歯菌にあっては、単独では暴れません。虫歯にならないのです。ところが、糖質が加わると虫歯菌が暴れるのです。糖質があると虫歯菌は宿主(人間)の歯を溶かします。
ですから歯磨き(口腔ケア)が電動であるか否かよりも糖質を避ける事のほうが大切。糖質を避けると、どのような口腔ケアをしても(極端に言うと歯磨きせずとも)虫歯になりません。(唾液分泌量が著しく低下する疾病がある場合を除く)
電動歯ブラシの有効性についての議論、木を見て森を見ずと言わざるを得ません。考え方は年々変化しても糖質制限の有用性は不変です。真理ですから。(真理とは水は上から下に流れる、太陽は東から西に上るという事)