内服によるステロイドの副作用には多くの症状があります。口腔内に局所塗布する軟膏にあっては使い方さえ間違わなければ(内服に比べて)心配ありません。歯科ではステロイド軟膏を難治性口内炎や舌炎に用います。私も25年くらい前までは季節の変わり目、手放せませんでした。(現在、体質が変わり口内炎とまったく無縁になっている)
難治性口内炎であっても、使用してよいのはアフタ性口内炎だけです。細菌やウイルス感染が原因で生じた口内炎には絶対使用すべきではないのです。何故かというと、ステロイドには免疫機能を抑制する作用があります。これは感染症にとっては「副作用」なのです。(望ましくない作用)。ステロイド軟膏の塗布によって、感染がさらに増悪(ぞうあく)し治癒遅延の原因となります。
他にも体力低下している時にむやみにステロイド軟膏を使用し続けるとカンジダという真菌が増殖してきます。これもステロイドの副作用の1つ。そして、カンジダ症にまでならずとも唾液の分泌が減り口腔内が乾燥してきます。(ステロイド含有していない口内炎の治療薬では唾液量に減少がみられません)
薬剤の添付文書には副作用の事について「唾液」には触れていません。しかし自身の体験だけでなく過去に処方した方々の例も含めて考えると唾液分泌量が著しく低下し、軟膏塗布を中止すると改善するのです。
ステロイド軟膏には貼り薬もあります。口腔内という特殊な環境下では軟膏が患部に定着しません。流れてしまいます。ですからステロイドの貼り薬が存在するわけです。(私は使用した事ありませんが、処方はしていました)
今ならハッキリ言えます。「難治性口内炎をクスリで治そうとする必要はない、痛くて喰えないのなら喰わない事です」と。空腹、休養、で自身の免疫力を高めて治すべきなのです。私自身、クスリに頼らないスタンスを貫いてからクスリ不要の身体になったのです。口内炎もしかりでした、(糖質制限と出会ったのは、もっと後の事です)
いくら局所塗布で安全性が高いと言ってもステロイドですから・・・。むやみに頼らない方が良い。ましてや口内炎は、唯一ステロイドが生命維持に必要な難病ではありません。自身で治す方法があるわけですから。自然治癒力に期待するのが第一選択だと考えます