昨日の記事に対して質問をいただきました。とても真っ当な疑問であり、歯科関係者以外知っていそうで誤解されている面もあるように感じました。これから真剣に口腔ケアをはじめる方に対して、これまで書いた内容も含みますが以下まとめてみました。
長年正しい口腔ケアをしていなかったヒト、すなわち唾液の分泌が悪くネバネバした粘液性の唾液が常に少量しか出ない方に特に参考にしていただきたいです。
1⃣フロスを1本ずつの歯間に対して丁寧に行う。その際、歯肉を刺激する(フロスを奥まで強く押し込む)
2⃣歯科医院で販売しているような先が小さい歯ブラシを用いて舌を軽く奥の奥までマッサージする。その際、片手にティッシュをもって出てきた汚い舌苔をぬぐう
3⃣歯と歯肉の間を中心に歯磨き粉無しでかるく丁寧にマッサージ。1歯ずつていねいに裏側もわすれずに行う
4⃣歯磨き粉を付け、2⃣、3⃣および歯牙も含めて全体を磨く
5⃣この時点でサラサラ唾液が(無いか)少なく、口腔内がネバついていれば2⃣~4⃣をやり直す(特に舌の奥が大切。)
(私は毎朝2⃣~4⃣を最低2回。多い時で4回します)
正しい口腔ケアを開始した直後ではフロスも歯ブラシも血だらけになります。まさに歯周病の状態なのです。この血液の中には大量の膿も含んでいます。出血を恐れず上記の口腔ケアを継続する事が歯周病を回復さす第一歩といえます。
40歳以降の8割が歯周病に罹患(りかん)しています。しかし、上記のような正しい口腔ケアが広まると歯周病患者が激減するはず。歯周病では歯牙を失うだけでなく、糖尿病や心疾患、誤嚥性肺炎といった全身疾患の原因にもなります。ですから、正しい口腔ケアを継続し、歯周病の予防と治療する事が重要なのです。
起床時、口腔内が乾燥しています。この状態では歯周病菌の活動性が高まります。そして歯周病悪化の原因になるのです。ですから起床時の2⃣~4⃣はとても大切だと考えます。(そして食事後には1⃣~5⃣を)