顔にタオル | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

歯科診療時、顔にタオルを置いて診療行為が見えないところが多いです。これは患者に恐怖感を与えない事、劇薬等が目に入るのを避ける事などの目的があります。後者は絶対に重要な事ですから顔にタオルをかけての歯科診療も否定できません。(歯科大学の歯科総合診療科ではタオルの有無の意見が分かれています)

 

しかし心理学の観点からは見えない場で診療行為をされる事が歯科への恐怖心を増す事になる、とも言われています。ですから私の時代には顔にタオルを置くのはご法度という教育を受けてきました。顔にタオルをかける事のッデメリット、ほかにもあります。歯科医を歯科診療中、常に患者の異変に注意しておく必要があります。顔面蒼白になっていないか・・・。痙攣等は?歯科診療中,にあっては偶発症という危険と背中合わせ。

 

 

局所麻酔薬による中毒やアレルギー、疼痛や極端な精神的ストレスによる血圧上昇、基礎疾患の増悪。挙げれば色々とあるわけなのです。このような場合、顔のタオルで患者の表情が隠れてしまうと発見が遅れて大変な事態につながる恐れもあるわけです。

 

 

顔にタオルをかぶせる事で目や顔面に薬液等が飛び散る事故を防ぐ。そして上記のような顔にタオルが無いゆえの事故も防ぐ。両者を兼ねそろえた方法があるのです。

 

私は歯科診療時、患者さんに顔タオル無し。しかし、劇薬を扱う場合等危険が想定される処置を行う時には「目をしっかりつむって・・」と言います。そして顔面に水が飛ぶ高速回転する器具を扱う時だけ、すぐにタオルを取る旨を伝えて顔にタオルを置く場合もあります。(相手により、この場合にもタオル無しの事も。水は無害ですから)。私が患者ならタオルは嫌です。

 

術者も患者も安心できる歯科診療体制を追求するあまり、大学での教育ではタオルについての意見が分かれているのでしょうか。