口腔粘膜疾患で比較的まれなものとして地図状舌というのがあります。しかし「舌苔地図」というのは全然関係ありません。後者は私が勝手につけた名称で医学用語でも何でもないのです。
東洋医学を専門にされている医科の先生では舌診という概念があるのでしょう。歯科医では舌を熱心に診るのは口腔腫瘍を専門としている口腔外科医が多いです。逆に大半の歯科医は舌に関心を示しません。本当は舌からわかる事って色々あります。イチゴのような色をしていたり、白に黄色が混じっていたり、カリフラワーのような凸凹があったり・・。前2つは全身疾患由来の色調変化であることが考えられます。
舌を診てもっとも多い異常は舌苔です。舌背部が真っ白になっており、唾液分泌量が低下した場合や糖質を摂った場合に100㌫近くあらわれます。異常ではありますが、舌苔が直接何かの疾病を示唆するものではありません
糖質ほど多くありませんが、タンパク質>脂質の順で舌苔の原因となります。だから舌苔とインスリンの分泌量に何らかの因果関係があるのかもしれません。
舌苔地図。私は帰宅後毎日自身の舌の状態を観察します。1日の食生活によって舌苔が付着するパターンがいくつかあることに気づいたのです。例えば今日は朝昼食抜きで1日中しゃべっていました。このパターンがもっとも小さい地図となります。(舌苔が少ない)
逆に昼食を(糖質制限抜きで)摂ると舌全体の薄い舌苔がでます。そして精神的なストレスが加わる(=デスクでの仕事ばかり)と舌苔に薄い黄色が混じります。黄舌といって消化管が弱っているサインのようです。このような場合、糖質制限+不食とすると数日で回復します。
このブロ愚に図を載せられないのが残念なのですが、各自毎日観察すると、いくつかの舌苔パターンがあることに気づくはずです。それをスケッチしていくと面白いほど正確な健康チェックができます。糖質制限者とそれ以外では舌苔の厚さが全然違います。ですからスケッチだけでは客観評価が難しいかもしれません。スケッチに加えて1行コメントをつけると完璧。
これを実施する場合、毎日同じ時間にすることが大切だと思います。「舌苔地図手帳」スケッチ欄を大きくとった手帳を発売すれば売れるでしょうかね(2018年版舌苔地図記入用手帳)