舌癌をはじめとして口腔領域の癌≒悪性腫瘍も存在します。日本では全癌の2㌫程度とされています。ガムのように噛むタバコを常飲するスリランカでは、人口当たり日本人の20倍といわれています。
口腔癌なのか、まったく心配ない病変なのか・・これは歯科医が口腔内を診る時にとても重要なポイントなのです。歯科受診の際、歯科医が偶然に口腔癌を発見する事もあります。ですから歯科医は歯と歯肉以外の口腔領域にも関心をもつべきだと思います
癌かな?と思う病変に遭遇したとき、先ず表面の視診です。綺麗か、病変部と正常組織との境界は明瞭か、病変部はかたいのか否か、所属リンパ節(歯科領域では多くは顎下リンパ節)に所見はないか。という事を考えてみます。そして怪しい場合、画像診断をしたり擦過細胞診につなげます。確定診断としては病理組織診断。ここまでくると100㌫誤診はありません
患者さんの家族や私の知人に「we85,これ癌なのかなあ、」と口を開いて質問される時、困ります。心配ないと答えて癌なら大問題です。逆も真なり。吞んでいる時なら酔ったフリをして診ないで逃げます。患者家族に相談された場合にはわかる範囲で説明します
境界明瞭で病変部の表面が平坦であっても進行した口腔悪性腫瘍の場合もあります。このような症例に遭遇すると慎重にならざるを得ません