高校同級生独身男(47歳)とカウンターに並んで呑んでいました。同級生男の隣に見知らぬ同世代の女性が一人ですわっていました。女性は同級生男に何やら話しかけています。名前を知らないから「お父さん」という名前で話しているのです。
私は心の中でドキッとしました。この女性が私に「お父さん」と言ってきたら傷付くことが予測されたからです。「おっちゃん」も同様です。子供の居ない私にとって「お父さん」は「おっちゃん」以上に不快に感じるかもしれません。
そうかといって、47歳になって「お兄さん」というのも気恥ずかしいです。ドイツでは若くみえるのは「馬鹿」という事を意味するそうです。日本でも男の場合、若く見える事が必ずしも褒め言葉でないような気もします
私は知らないヒトから「おじさん」とよばれたいです。何となく上品そうな印象です。小さい子供に話しかける時、自分から「おじさんはね、・・・」と言います。「おっちゃん」と言わせないためにです。
ところで上記の女性が私を「お父さん」という事は一度もありませんでした。話かけるときも「そちらさん」という感じでした。独身の同級生男が知らないヒトから「お父さん」と言われた心情を思うと他人事でなく少し悲しい気持ちになったのです。