信用できる歯科医師との出会い | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

歯槽膿漏の治療はセルフケア(自ら歯ブラシで歯肉をマッサージする)が基本です。そして正しく実行できているか否かを定期的に歯科医院で評価を受けます。(歯周治療の流れ)


セルフケアだけで不十分な場合には歯科医が歯ブラシで取れない歯石を取ったり、見えない部分(歯肉の奥)の病原菌を除去します。さらに高度な外科処置をしたり、小矯正をしたりする場合もあります



しかし、それらは根本的治療ではありません。如何なる高度な歯周処置も目的はセルフケアをしやすくするためのものです。言い換えれば、セルフケアなくしては歯槽膿漏の治療ができないわけです。


つまり他の歯科疾患(虫歯等)と全然違う対応が必要なわけです。歯槽膿漏が治るも悪化するも患者自身の責任が非常に大きいわけです



(ここから本題です)


そのような特殊な疾患ですから、歯科医任せでは完治は難しいのです。そして、いったん歯槽膿漏が治癒してもセルフケアを怠ると再び悪化してしまいます。ですから、多くの歯科医院では通院終了後数ヶ月~1年後に案内の葉書を送ります



これは歯周治療の流れとして正当な対応なのですが、私自身は何となく違和感があったのです。自己責任の部分にまで介入する事が不自然に感じていました。又、定期歯科検診を(商品販売する時のように)宣伝するのが嫌だったのです。


そんな葉書を送るような歯科医院は儲け主義で信用できないなあ、と常に思っていたわけです。しかし多くの歯科医院で行っているようですから、批判的な意見を言う事もできませんでした。



本日、雑談をしていた50代開業歯科医男性の言葉に嬉しくなったのです。


「口腔の健康を守るのは患者自身の問題。だから私のところでは歯槽膿漏のヒトに定期健診を勧めますが、リコールの葉書は一切出しません。」と。


このような良識ある歯科医がおられるのです。自身に自信を持って堂々と話される姿勢に、私は感動しました。信用できます。