プリズンホテル | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

塩化カリウムを用いて苦しむ末期癌患者を安楽死させた、終末期の患者を専門に診る心優しい男性医師が「人間には死ぬ権利があるのじゃあないか」と言ったのに対して、救命救急の第一線で患者の命と向かい合う有能な看護師女性は


【人間が生きるのは義務だもの。苦しくても自分を必要としている人がいる限り、悲しむ人が居る限り、生き続けなきゃいけない】と答えていました。



これは私の愛読書、プリズンホテル題3巻(全4巻。浅田次郎著、集英社文庫)の1場面にあります。もう何回も読み返しました。先日、ブログに「伝えたい、伝えられない・・」を書いた後に之を読んだため考えさせられたのです。


この女性看護師の台詞は名言だと改めて思いました。苦しむだけでも生きているだけでも意味がある、それほど命は尊いという事を端的に書いただけなのですが、心に響きました。


7年前の夏、自ら生きる事を放棄した知人女性にも読んで欲しかったです






さてこの「プリズンホテル」、皆さんにも読んでいただきたいものです。登場人物が皆、熱く優しいのです。昔の吉本新喜劇にように面白い中にも人情があって、ほのぼのします。さらに深い内容も含んでいるので何度読んでも楽しめますから・・


読んでいると自分もプリズンホテルという、色々な意味で立派な温泉旅館に宿泊しているような気分になるのです。幸せな気分になれる事、確実です。