「姑息的」というのはズルイという意味ではありません。その場しのぎ、という意味なのです。対義語としては「根本的」となります。
最近、冷御飯は太りにくい血糖値を上昇させにくい・・・。砂糖に比べて澱粉は吸収されにくいので糖質制限していても気にしなくてよい・・・という珍説を唱えて糖質を推奨されるヒトが出てきました。10割蕎麦や玄米は血糖値を上昇させない、というのは以前からありました。もちろん信じてはいけないのです。
糖質制限が広まる事を恐れて「姑息的」に出任せな情報を流していると言わざるを得ません。糖質は糖質なのですから、形が違っても害は同じなのです。
ズルイ・・という意味ではなかった。私が「姑息的」という言葉の解釈を間違っていると気づいたのは「根治的療法」に対しての「姑息的療法」という用語に触れてからです。疾病に対して根本的な治療が困難な時に取る手段の事を後者だという内容の講義を学生時代に受けた時です。
このようなヒトに有益な「姑息的」考えは良いのです。しかし糖質を推奨するための「姑息的」な発想は困ります。専門家が堂々とテレビや雑誌で公開するので信じてしまうヒトが多くなってしまうのです。
糖質推奨を「姑息的」な手法で行われると言う事は、糖質制限を否定している誰もが糖質の害に気づきはじめた証だとも考えられます。という事は近いうちに糖質制限という夢の健康法が一気に広まる可能性もあるわけです。コレステロールについての概念がくつがえされたように、真理は必ず広まるでしょう。