今回は患者としての立場からの話です。私が大学院時代に開業歯科医を受診した時の話題です。所属の歯学部付属病院に行かずに開業歯科医を受診したのは、大学で研修歯科医に診療されたくなかったからです。
簡単な虫歯の治療目的に、はじめての自宅近くの歯科医を受診しました。歯髄炎という、歯の神経が虫歯菌にやられている状態でした。神経を取って根を洗浄するための受診です。
歯根の洗浄には次亜塩素酸ナトリウムというタンパク質を溶解する劇薬を用います。簡単に言うとトイレ掃除に用いる薬剤です。劇薬なのです。
当時50歳代の歯科医はなんと次亜塩素酸ナトリウムを私の頬粘膜に落としたのです。激痛が走りました。そして何がおこったのか即理解できたのです。すぐに水で洗いましたが粘膜は火傷しています。歯根の治療どころではありません
歯科医は一言も謝りませんでした。そしてもっと酷い事があったのです。「口の中が傷ついているので塗り薬を出しておくわ」
私は返す言葉を失いました。そして帰りにさりげなくカルテを見て驚いたのです。傷病名にstomとあります。stomとはstomatitis(口内炎)の略語です。医療ミスを詫びないどころか、あたかも患者に口内炎があったことにして診療代を請求するわけです。
因みに処方された軟膏はステロイドです。当時から薬剤嫌いだった私は自然治癒を待ちましたが、こんな酷い事をされても抗議できなかった自分が情けなかったです