糖質制限と舌癌 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

【舌表面に付着した舌苔、白い面積が大きい程、発癌物質アセトアルデヒドの呼気中濃度が高くなる。舌掃除で癌予防が可能なのかもしれない。アセトアルデヒドはタバコや排ガスに含まれていて、アルコール分解する過程でも発生する。これが食道癌や舌癌をはじめとする口腔癌の原因となる、とされている。舌苔の面積が大きいとアセトアルデヒドの呼気中濃度が高い事を岡山大学歯学部教授が発表した】


このような報道を目にされた方もおられるでしょう。以前から言われていました。舌苔は口臭の原因になることで有名です。そのため舌ブラシも発売されています。歯学部付属病院の売店でまで販売されています。舌ブラシで舌苔は十分とれません。有郭乳頭(舌の奥のぶつぶつ)周囲に届かないからです。本当はこの部位を取る必要があります。歯ブラシでの舌みがきを選択です。



舌ブラシや歯ブラシで舌を掃除してはいけない、と言う歯科医も多いです。理由は唾液分泌低下の原因となり口腔乾燥するからです。すると益々舌苔が付着するというのです。これも正しい考え方です。


私の場合、歯ブラシである程度ぬぐいます。というのはある程度の厚みをもつと機械的清掃しないと舌苔は取れないからです。悪いとわかっていても必要な事はするべきだと考えています。もちろん優しく丁寧にしますから舌苔除去で口腔乾燥につながる事は無いと考えています。さわってはいけない部分(舌側縁部)に手を出すこともしません。



舌苔の原因はストレス、慢性的な疲労、タバコ、アルコール等があげられます。ですからこれらを回避するのが良いと言われているのです。これらはすべて発癌因子でもあります。


舌苔予防にはサラサラ唾液が大量に分泌される事が肝要です。しかし舌みがきでは逆効果。ここまで言われていて、私たちには気が付く事があります。




糖質を摂るとネバネバ唾液少量しか出てきません。甘い菓子を1口食べただけで舌苔が厚く付着します。逆に糖質制限するとサラサラ唾液が大量に分泌されます。これが口腔乾燥を防ぎ舌苔防止につながります。サラサラ唾液が大量分泌して時にはリラックスする副交感神経が優位になっています。ですから、それ自体が癌予防にもなっているのです。


糖質制限をベースに歯ブラシでの舌磨きを軽く行う事が舌苔予防に繋がります。糖質制限無く舌苔を機械的清掃するだけでは逆効果、というのが結論だと考えます。


ペーパーにはありませんが、舌苔の面積だけでなく厚さも重要だと考えます。私自身、寝不足やストレスが溜まると舌苔の「厚さ」が気になっていたからです。逆から見ると、厚さを感じた時のみ機械的清掃が必要だと言えるのかもしれません。


常にサラサラ唾液が大量分泌している状態を目指したものです。