信用調査会社の帝国データバンクによると、神奈川県横浜市に本拠を置く履物製造の「マルチウ産業株式会社」は、8月28日付で横浜地方裁判所へ民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。
1968年に設立の同社は、サンダルやビーチサンダルを中心とする履物の製造・卸を主力に事業を展開し、特にキャラクターブランドとのライセンス契約による子供向けキャラクターサンダルが人気を得ていました。
しかし、少子化や競争激化の影響で売上が減少すると、人件費をはじめとする各種経費の増加で採算が悪化したため、自力での再建を断念し今回の措置に至ったようです。
負債総額は約27億円の見通しです。
2018年8月29日 16:39