短い雨詩雨に打たれて走るキミを目で追った。本当に正真正銘の傘嫌いだったんだね。人をすり抜けて、雨粒を避けて、駆けてゆく。雨が降りだしたせいで、キミは下ばかり向いている。傘は視界を遮るけど調整できるから、濡れずに上を向ける。キミが目指すアタシは上にいる。歩道橋からキミを観察している。雨はアタシたちの出逢いに試練を与えたいのかしら。きょうもまた行き違う。