Webデザインノートの締切前だというのに、ちょっと気になることがあったので、いろいろ調べてみました。それは、現在の僕らの生活で使っている家電製品は、これからどうなるのか。
なんで、そんなことが気になったかと言うと、ネットで北欧のデザイン家電メーカー、エレクトロラックスグループが主催する国際デザインコンペ「エレクトロラックス デザイン・ラボ 2007」の優秀デザインを見たからです。
このコンペはデザインを学んでいる学生を対象にしたもので、下記にURLを載せますから、時間のある人はご覧ください。
http://www.excite.co.jp/ism/concierge/rid_1177/
確かに、ネットがもたらす次の時代は?とか、デジタル家電のこれからは?などという話題にはイメージがついていくのですが、日頃使っている洗濯機、炊飯器、冷蔵庫、オーブンレンジとかの、生活家電の分野の未来にはイメージが湧いてこないんです。
たとえば、ネットワークでつながった冷蔵庫。スーパーで買った商品のレシートを冷蔵庫に入れる前に記録すると、それぞれの賞味期限や生産地などがワンタッチでわかるというのは便利かも。僕は忘れっぽい反面、賞味期限がすごく気になる性格なもので。「この豚肉の賞味期限は、後一日です」なんて表示してくれたらうれしいのです。
しかし、本当にそんな冷蔵庫ができたとしても「ほしいのだろうか」と悩んでしまう。じゃあ、僕は、どのような冷蔵庫があれば「ほしい」と思うのだろうかと、考えはじめたら、こんどはマーケティングのことを考えてしまう。
「ユーザーの望むことは何か?」をリサーチすれば、解は見つかるのだろう。各メーカーさんでは、かならずリサーチは行っているんでしょうけど。でもね、リサーチで「ユーザーの望むことは何か?」が分かっても、それが売れるとは限らない。その例として、唐突にSONYのWALKMANのことを思い出してしまうのです。(記憶が曖昧なので精度は欠けますが、、。)
当時、再生専用の携帯用テープレコーダー「WALKMAN」を発売前にリサーチをしたら、ほとんどの人は「再生だけのテープレコーダーなんて買わない」という。その結果を受けて社内でも「この製品はだめだ」ということになりかけた。でも、当時のトップの盛田昭夫氏(当時会長)が国際線の機内で、自分の好きな音楽が聞きたいから、GOサインがでたとか(噂かもです)。ほとんど、リサーチを無視していますよね。でも、その結果が「WALKMAN」帝国の一時代を築くきっかけになるのです。
時代背景としては、音楽は室内でコンポーネントで聴くものか、もしくはカーステレオだという常識があったのです。どこどこのアンプがいいとか、スピーカーはコレとか。ハイエンドからローエンドまで、コンポの花盛りでした。
また、その反面、ライフスタイルの中に「HOBBY」と「OUTDOOR」が定着しつつあったのです。だから、人々には「持ち歩く音楽」というコンセプトがぴったりとはまったと僕は思うのです。WALKMANの成功の裏には、本体とヘッドホンの軽量化、そしてライフスタイルの変化にピタッと収まったという感じじがします。
では、話を元に戻すと「生活家電の未来」を、どのように考えたらよいのか。「WALKMAN」を例に考えると「技術」と「ライフスタイル」という2つのキーワードを軸に、グランドデザインを描けば良いのではないかと思うのですが、そんなに簡単に描けるものではないですよ。
結局、今回のテーマは、どこに行ったのか?ですね。まだまだ、です。もう少し、このテーマを考えて、またこのブログでご報告します。