怖い話、大好きブログ。 -3ページ目

怖い話、大好きブログ。

過去に投稿した怪談、怖い話などを補完

車で某ショッピングモールの立体駐車場を利用した時、車を停めて、ふと前をみると不思議な光景がそこにあった。
 前方に駐車している黒いワゴン車のフロントに、苦痛に顔を歪めた婆さんが磁石のように貼り付いて、まるで静止画の様にピクリとも動かなかった。

 なにこれ? と思って車から降りて、そのワゴン車に近づくと……。
 いきなり婆さんの口からドボドボと血が吹き出し、「バンッ!」と大きな音と共に俺に向かって婆さんがブッ飛んで来た。
 でも、ぶつからずに俺の身体をすり抜け、そして背後の方で「ドスッ」と地面に叩きつけられた音がして振り向くと姿も痕跡も無かった。
 あの婆さんが貼り付いていた車のフロント部分をみたら何かに衝突してベコリと凹んだ跡があって嫌な想像をしてしまって怖くなった。

 でも本当に怖かったのは、そのあと買い物をしていたら、さっきの婆さんを顔面に貼り付けた人とすれ違った事だった。
 あの車の持ち主だと思う。

つきあい始めた彼女が俺のアパートへ遊びに来るようになった。
 だけど彼女が俺の目を盗んで部屋に盗聴器を仕掛けている所を偶然目撃してしまって正直戸惑ったけど、俺の事が心配なんだなぁっと良い方向に考えて黙っている事にした。

 でもある日、一人で家に居ると……
 玄関のドアを激しく叩く音がして開けると彼女が立っていた。
 その手にはギラリと包丁が鈍く光っていて、凄い形相で目は血走らせながら

「女はどこ?さっきからアンタの部屋で女の声がするのよ!部屋に女が出入りしている気配がすると思ったら……やっぱり!」

 彼女が部屋に乗り込んで来て、押入れやトイレとかガサ入れを始めた。
 一通り部屋を引っ掻き回すと俺以外に誰もいないとわかって、フッーフッーと息を荒げながら床にドカッとあぐらをかき、床に包丁を突立てて悔しそうに彼女が……。

「畜生……もう死んでいるのか」

むかし秩父の荒川上流ダム群のあたりにイツザミ(漢字でどう書くかは不明)という村八分にされた3戸ほどの集落があった。
 その人達の間では法律によって禁止される昭和初期まで風葬が行われていた。
 遺体を風葬する洞窟には鵺というのが棲みついており死体の肉をキレイに食べて骨だけにしていると言い伝えがあるそうだ。
 そしてその骨を洗骨し壷に入れて洞窟に納めるが風習だったらしい。

 日本が高度成長期に入る頃、父が住んでいる地元で戦時中に使われていた近くの防空壕から気味の悪い奇声が聞こえてくると噂が広まった。
 あるとき地元の若い男達3人が酒を飲んだ勢いで、その防空壕へ肝試しに入った。
 男達が戻ってくると得体の知れない大きな獣の死骸を持ち帰り、これが化物の正体で退治してやったと地元民に勇ましく見せびらかしていた。

 だが数日後その獣に直接トドメを刺して殺した男が突然死んだ。
 そして葬儀が行われ火葬された男の遺骨が、何故かまったく残らず全て灰になってしまい、結局それで祟りだ呪いだの噂が広まり騒ぎが大きくなった。
 それを見かねた土地の有力者が火葬炉の火の調整の不手際よって起きたのが原因で祟りではないという事情を説明して遺族に弔慰金を渡して騒動を収拾させた。
 だがその後、土地の有力者は防空壕の傍にあの獣の魂を鎮める小さな塚をひっそりと祀っている。
 地元民はそれを「鵺塚」と呼んだが、塚がダムに沈んだ後でも公でその話をする人はいなかった。

 この話を父が亡くなる直前に聞かされ、私はよくある迷信の類と思い本気にはしていなかったが父が他界し葬儀の最中にある事に気づいた。
 父方の身内や親戚の葬儀で骨上げをした事が一度もない事を……。 
私は生霊というモノを見たことがあります。
 私は彼と婚約してお互いの両親に挨拶を済ませたあたりから毎晩、金縛りになって黒い女の影に首を絞められるようになりました。

 それで何故だか言い知れぬ勘が働いて彼の携帯をこっそり調べたら案の定、昔の元カノと連絡していたのです。
 私はすぐに縁を切って欲しいと懇願して、彼は元カノとは何も無いと言っていたけど渋々と了解してくれました。
 これで安心できると思っていたら、また黒い女の影が首を絞めてきたのです。
 私は彼を取られたくなくて負けまいと金縛りのなか精一杯の抵抗で影を睨みつけました。
 
 すると睨みつけていた黒い影の輪郭が、だんだん鮮明に見えてきて、その黒い影の顔が見えた時……。
 私は彼を諦めて身を引く事にしようと思ったのです。
 後日、彼との婚約を破棄すると、あの黒い影は現れなくなりました。

 あの晩に私が見た黒い影の生霊の顔は……彼のお母様でした。 

自転車を盗まれて困っていたら、原っぱの草に埋もれるように横たわっている不法投棄の錆付いた自転車を拾った。
 名前も書いていなかったので、その自転車を持ち帰って油を注しパンクを修理して乗っていたんだけど……。

 ある日、スポーツショップのショーウインドウの前を自転車で通った。
 そのときチラッと自転車に乗っている自分の姿がガラスに反射して……、え? と思った……。
 
 自転車の後ろの荷台に誰かが乗っているのが一瞬うつって見えたからだった。


 次の瞬間、自分の背中に何者かが顔を押し付けてきたような感触がしたと思ったら。
 「ブル……ブルブル……ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルッ!」
 顔らしきものが小刻み震え、俺の背中にズルズルと、めり込んで来る感覚に襲われた。
 驚いた俺はバランスを崩し派手に転倒して右肩を複雑骨折だった。


 それから救急車で運ばれて、その場に置いてきた自転車は行方知れずになった。
 怪我が治って暫くして自転車を拾った原っぱに行くことがあったのだが、そこである物を発見して思わず動揺してしまった。
 あの自転車が同じ場所に同じカタチで、また捨てられていたからだった。
 俺は凄く気味悪くなって二度と、その原っぱに近づかなかった。


 その後は特に何も悪いことは起きなくて過ごしていたが、先日あのスポーツショップの前の道を通ることがあってショーウインドウに反射した自分の姿を歩きながら、何気なしに見てしまった。
 憑きそこねたヤツが、俺の背中に顔をめり込ませてまま、繋がって歩いているのが映っていた。

70年代の終り岐阜県のキャンプ場で、ある大学生が生まれてはじめて金縛りを体験した。
 だがそれが外的な起因によって引き起こされている事に気づくのに時間はかからなかった。
 何故なら彼の体に腕と足をまわし見知らぬ女が抱きつきながら死んでいたからだ。
 友人に助けを呼んだ彼からカチコチに死後硬直した女性の死体を引き剥がすのに三人がかりでやっと出来たという。
 死後硬直の状況から彼が就寝する前に女性は既に死亡していた事が後にわかった。

 また1938年アメリカ、バージニア州リッチモンドの郊外に住むグレース・オルティスという一人暮らしの71歳の女性は朝目覚めると隣人男性の死体が彼女にしがみついていた。
 助けも呼べず非力な彼女は死後硬直が解けるまで、丸一日を死体とベッドで過ごしたと記録されている。

子供の頃に友達の家でかくれんぼをして、古い倉みたいな物置に隠れた。すると背後から……。
 「ブチッ……ブチブチ……」
 音がした方に視線を向けると物置の隅で赤ん坊を抱いた女の人が座っていて自分の髪の毛を引き抜いていた。
 そして抜いた髪の毛を抱いている赤ん坊の口に無理やり押し込みはじめた。
 驚いた僕は物置を出て友達を呼んで戻ると、女の姿は消えていて物置の部屋の隅に古くなって色が抜けた髪の毛が散乱していた。
 
 僕は怖くなって友達と遊ぶのをやめて家に帰ると母が台所で夕食に出すコロッケを作っていた。
 お勝手仕事をする母の背中越しに、今日あった出来事を話したが母は黙ったままポテトを潰していた。
 「お母さん、聞いているの?」
 と、僕は台所に立つ母に近づこうとしたとき。
 「ブチッ……ブチブチ……」
 母は自分の髪の毛を引き抜くと、潰したポテトに混ぜはじめた。
 母は今も入院している。

5歳の娘とデパートに行った時に、少し目を離してしまい娘を探していたら、ゲームコーナーの前で大きなクマのぬいぐるみを持って立っていた。
 娘に聞くと「お姉さんから貰った」と言っていたのでゲームーコーナーをみるとUFOキャッチャーに、それと同じ景品が入っているのが目に入った。
 誰だかわからなかったが大きなぬいぐるみを、持て余して娘にくれたのだろうと思い。
 娘も気に入っていたので有難く家に持って帰ることにした。
 
 だけどその日から、娘の様子に少し気になる事が起きて……。
 幼稚園に行ってる間の家で起きた出来事を、娘は何故か知っていた。
 どうして知っているのか? 聞いてみると、ぬいぐるみが教えてくれたと答えた。


 家内はすごく気味悪がって、娘が寝ついてからそっとぬいぐるみを持ち出すと突然、頭をもぎ始めた。
 驚いて一体何をしているんだ? と聞いたら、ぬいぐるみの中に盗聴器のような通信機が仕掛けられていて、変質者が娘と会話をしているんじゃないのかと、冗談みたいな事を真面目な顔で言い放った。
 家内は頭がもがれた、ぬいぐるみの胴体の中綿に手を突っ込むと、そこから何かをみつけて引っ張り出した。

 

 ぬいぐるみから「ひとりかくれんぼ」で使う、お腹が裂かれて赤い糸で縫われた人形が出てきた。

中学の時に須藤という後頭部に大きなコブがある女子がいた。
 クラスのやつは気を使って須藤のコブの話をしないと思っていた。
 だがある時に友達と須藤の話題になってコブの事を話したら、まったくかみ合わなかった。
 どうやらコブがみえているのは俺だけらしい。


 ある日、俺は好奇心に勝てず須藤が後ろを向いている隙にコブを掴んでみた。
 そうしたらコブがズルズルッ……とズレて須藤の後頭部から須藤の顔がはみ出て来た。
 どう表現すればいいのか難しいが須藤の頭にもう一つ須藤の頭が飛び出てきたという訳のわからない状況が、そこにあった。

 そのもう一つの顔は無表情で宙を見つめているだけだが元に戻らず……。
 俺は一学期の間を頭がはみ出たままの須藤と同じ教室で過ごした。


 夏休みが終わり新学期が始まると、須藤の頭は元通りに戻っていてホッとした。
 だけど体育の時間に須藤が跳び箱を飛んだ時……。
 不自然に頭が二重にブレたと思うと、髭のはえたオッサンが一瞬はみ出てきたのを見てしまった。

釣り好きの上司から聞いた話。
 上司が釣り桟橋で夜釣りを楽しんでいたとき、隣の釣り客が何かを釣りあげたのだが突然「わっ」と叫んで釣竿を、ほっぽり出してどこかに走り去ってしまった。
 何だ? と思いながら釣り客がいた場所をみると闇夜の桟橋の上で釣りあげた魚が跳ねている影がみえた。
 何を釣ったのかと近づいてみると……。

 それは魚ではなく、うごめく人間の腕だった。
 それが激しく何度も手首を返し手のひらを、まるで魚の尾ヒレのようにバタつかせ桟橋の上を跳ね回ると、そのまま桟橋から海面に落ち沈んでいった。

 後日その桟橋からバラバラ死体があがったという気の利いたオチは無いが、ただ桟橋の近くにある松林の中に何故か片腕が無い地蔵が古くから祀られているそうだ。