先日、朝日新聞に
〝認知症介護には演技力が必要”
と、記事が掲載されていました。
ん?
そう言えば
この世界に入って2,3年したころ
ある入居者さまに
「太郎さん?太郎さんやねぇ」
と言われて、思わず
「太郎です。ご無沙汰してました。」
と、とっさに答えていました。
(もちろん私は太郎さんではありません)
「元気やった?かわらへんねぇ~」
「元気ですよ。○○さんもお変わりなく、きれいですねぇ」
なんて言いながら、太郎さんになりきりました。
後日、家族さまに太郎さんのことをお聞きすると
「そぅ言えば、ご近所にいてはったかなぁ、太郎さん」
実在の人物のようです、太郎さん。
なんだか、嬉しく思った記憶があります。
認知症ケアは、
否定せず受け入れることが大切だと言われています。
こういった演技力も必要ですね。
目指せ
アカデミー認知症ケア演技賞