闘病記 103話 -「酷い対応」
車椅子父ちゃん
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2017年6月30日
夜の緊急手術後、
ストレッチャーで暗い廊下を通り
ある場所へ連れてこられた。
そこは、薄暗い廊下の終着点で、
ストレッチャーに乗せられたまま
看護師から平然とした顔で、
「今日はここで休んでください」
と言われた。
高熱でぐったりとしていたけど
いくら急患とはいえ、
これはあんまりだろうと
思ったから、
「こんなところで寝せるの?
しかも、これ(ストレッチャー)で
寝るの?いくらなんでも
ひどすぎる」
と言った。
そこにいた数人の看護師は、
当たり前のような顔をして
手術後だから一般病棟には
行けないという。
納得いかない僕は、薄暗い廊下の
少し離れたところにベットが目に
入った。
「あそこにあるじゃないか、
なんであれに寝せてくれないの」
と言ったら、
「あれがいいの?
特殊なベットなんだけど、
どうしてもって言うなら
変えましょうか?」
と言うので、
「あたりまえだ!
こんな病院は初めてだ!」
と言ってやった。
そのベットに移してもらったら
今まで寝ていたストレッチャー
とは違う心地よさを感じ、
これが普通だよ、なんで最初から
ベットに寝せなかったんだ !?
と思いながら眠りについた。
「幻覚か夢か」へ つづく
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