過日型の良いサヨリが短時間で数が釣れた。
その時どうにも手返しワロシ。
 
 手返しワロシの原因は 鈎を吞まれた時、鈎外しにてある程度は対処出来るが 時折はハリスを切ってしまい、結び直しに手間取る(0.8号の細いハリス付きのサヨリ鈎、サルカンの小ささに因るものか?)。
ま、老眼のせいでもあるが・・・。
 
 紀州釣りにてもそうですが、私の釣りの進め方は如何に楽チンに楽しめるか?で、不便や不都合を無くしていくことから始まる。
 
 7~8年前にこの場所で同じようなサイズのサヨリが湧いた時、紀州釣りの仕掛けのままにて振り込んでみたら、それでも良く釣れた。
と云う事は 
①ハリスは1.5号でも問題無く食って来る。
②鈎はチヌ鈎2号でも掛かってくる。
で ええんではないかな?
 
 先ず、鈎。
鉛筆サイズをも狙うならば、袖鈎なら4号位か、狐鈎なら3号、チヌ鈎なら0.8~1号か。
袖鈎は軸が細く刺さりは良いが脆い、折れたり延びたりする。
狐鈎かチヌ鈎にしてみよ。
昔の道具箱を探していたら狐鈎の3号があった。  

「彦兵衛鈎」ですね。
昔、昭和30年半ば頃は鈎と言えば「彦兵衛」か「こさめ針」が主流でした。
地域的によっては変わるんでしょうかね。
確か小学生高学年時に買ったモノ。
60年近く経ち、再び現役復帰です。
写真右手は落とし込み用の「カツイチ」さんの環付き鈎です。
一時流行りましたね。
これらは軸もそこそこ太く長いので折れや曲がりにも強そうやし、鈎も外しやすそう。
 
 ハリスは1.2号のしてみよ。
1.5号でもイケそうですが、少しばかりではあるが「繊細さ」もあった方が楽しいかも。
 
 竿はこれまた年代物
ダイワさんの「トーナメント匠」硬調45、これはニジマスの放流釣り場用(猪名川上流)に1987年に購入、36年物。
サヨリ釣り用に未だ現役。
予備竿にはシマノさんの「スーパー渓流」中硬調44、これはアマゴの放流釣り場用(三田市小柿渓谷)にと1988年に購入、35年物。
予備ながら、再び復帰です。
木製の小粒唐辛子ウキは振り込み時の錘代わり、ウキ下は50㎝位。
 
 こうしてサヨリ釣りを整えていくと・・・サヨリ釣りだけに行ってみたくなる。
サヨリは早朝はあまり勇まないので、10時頃からで充分。
少々のアミエビと糠4㍑もあらば半日は釣れる。
差し餌はオキアミを小さく切ったもの。
お手軽感の割には良く引く、ええですね。
 
「今しか釣れぬものを釣る!」これは15~20年前に若狭は東三松波止にてお会いしたご老公の言葉、旬の釣りを楽しみなさいって事でしょうか。
 
 チヌのビュン!ゴツン!ゴンゴン!の釣りも楽しいが、浮気するならトコトンやってみるのも面白そうです。
 
 
                サヨリストのねこ