おはようございます。
私、昔長崎に住んでいたのですが、当時長崎の囲碁サロンでお世話になった牟田先生、六段。
今年の秋に長崎に行くので打ちましょうかと便りをしたら、おう、とのこと。
それで最近六段に勝った碁の棋譜を、着手の感想とともに送ったら、先生が感想を寄せて下さいました。
五段昇段 誠におめでとうございます に始まる、暖かい便りです。

囲碁の道頂上はなく精進を重ねて更に上へと熱く

プロの打つ手でも盲信する勿れ厳しさ健在先生近し

ほのぼのと長崎時代思い出しはまっていたな青春だった

牟田先生は学生時代囲碁で留年されたつわものです。
私淑する梶原武雄九段に打ってもらって雑誌に載った碁を宝物にしておられます。

棋譜並べ感想寄せる先生の居てありがたし恩返さねば

序盤の手こんこんと説く先生の心に触れて身の引き締まる

勝ち負けはすでにそんなに早くから決まっていたかあやふやだった

筋金の一本通った論調がたのもしくあり再会を期す

時間など昨日(きのう)のごとし心さえ通えば何の問題もなし

生きるとは己を発揮することで気負わぬままに貫きゆかん