おはようございます。

おととし、音楽鑑賞団体RO-ON事務局の上田さんに、小菅 優が聞きたいですね、なんて言っていたら。

今回、短期間の来日期間(今、ヨーロッパに住まれてます)中に鹿児島に来てくれることになり、リサイタルが実現しました。


いやあ。

ピアノって、こんな楽器だったんだ。


確かな指の力から生まれる、きれいにコントロールされた小さい音が秀逸でした。

一方では、華々しい場面では渾身の乗りとともに思いを伝えてくれました。


ベートーベン、シューマン、リスト。

どの曲もきっちり解釈され、豊かな感情がほとばしっていました。

左右の音のバランスも申し分なく、主題、副主題、合いの手の音やらがきらきらとちりばめられて、それはもう。


音楽、楽しんでますね。

小さな音でつむぐ場面の張りつめた空気、生の醍醐味でした。

気負っていない。ひそめてもいない。

ありのままの優さんが居て、ありのままの彼女を堪能しました。


香り高い珈琲の味わいでした。

また聞きたいですね。

サイン会で話しかけたら、ぜひまた来たいですとおっしゃってくれました。

楽しみがひとつできました。ありがとう。