おはようございます。
斉藤茂太著、「大切にされる人」94のヒント(知的生きかた文庫)より、心にとまった文をご紹介します。

人間関係は、お互いに自立した関係がいい。
自立した関係というのは、お互いに、いいたいことをいい合える関係と言える。

自然に、あるがままに生きればいい。

大切にされる雰囲気。
まず、自分で自分を大切に扱うこと。絶対にだ。

物事がうまくいかないときには、いったん自分の立場を離れて考えることを、いつも心がけておくとよい。

人は、心から同情したり、心から共感すれば、おのずとそれが行動に表れる。

身近な人を大切にしている人は、身近でない人からも好感をもたれる。

見ず知らずの人に親切にするのは、実はいちばん簡単なのである。
ずっと関係が続いていく人ほど、難しい。しかし、その難しいことに挑戦していくのが、人と人なのである。

相当骨を折らないと、人と人は通じない。

他人を自分と同じと思わず、違うからこそ大切にし、そのつきあいに骨を折るのを当たり前と思ってほしい。
相手と自分との「違い」を楽しみながらつきあうのが、人と人とのコツである。
それが、日々、相手を大切にしているということではないか。

「これだけはずっと続けてきた」といえるものを持つことは、「大切にされる人」になるためには欠かせない。

幸せな人ほど、人にイヤな気分を与えない。

腹が立ったり、笑ったり、悲しんだり。気持ちが変わることで、毎日のストレスがうまく発散できるだろう。
気持ちがコロコロ変わるのは、健康な証拠だ。

ほめるのがうまい人は、人に対して好意的である。好意を持って人を観察しているからこそ、いろいろと「ほめるタネ」を見つけられる。

「自分は自分」と余裕があると、人の長所もどんどん認められる。

人とたくさんつきあっていれば、多くの人を比較して、その人なりの個性や長所を発見するのも上手になる。

自分の長所を的確に発見してくれる人は、誰にとっても宝である。

ほめ言葉を「素直に受け取って喜んでくれる人」をほめること。

人というのは、自分に自信を持てなければ、なかなか「日々の充実感」を味わえない。
「私はこれでいいのだ」という自尊心だ。

私は大切な人間である。あなたも大切な人間である。

出会いを大切にしよう、相手にほれこもう、という気持ちで人に会いたいものだ。

何でも、やってみれば、案外うまくやれるもの。

ひとつのことを根気よくやりとげる。こんな人は、誰もが祝福したくなる。

自分にできることは快く提供して、できないことは素直に提供してもらう。

仕事が一番効率よく進むのは、何といっても人間関係がスムーズなときである。

人はどんなときに視野が広まるのか。どうやって円満になってくるのか。それは、自分と異質な人との出会いであると思う。
異質な人とも幅広くつきあっていると、柔軟で、若々しく、いつになっても発展性が失われない。