おはようございます。
大阪で藤原由紀乃さんのピアノ演奏を聴いて、すっかり魅せられて鹿児島に帰ったのでしたが。
CDを2枚買いました。
ひとつは1986年、20歳でロンティボー国際ピアノ・コンクールに優勝したのを記念して作られたもので、ベートーベンのワルトシュタイン・ソナタなどが入っています。
演奏のスタイル、この時から確立されていたんですね。
それから25年、素敵な世界を維持してこられた事がすばらしい。
何と言おう。
これが藤原由紀乃さんの味なんだ。
正確なタッチ、確かなカラーがあり、うねるような場面、細やかな間、解釈が心地よいのです。

もう1枚は2000年に録音した、ショパンのエチュード集。
大阪ではアンコールで木枯らしと、木枯らしの次の曲、これは大洋と言うんだそうです、演奏してくれました。
どちらも自分も手掛けた曲なので、隅々まで心が通いました。
こうして手元に藤原由紀乃さんの演奏CDがあり、いつでも聴き返せる喜びを感じます。

来年もやると言われました。
本当に、藤原由紀乃さんのリサイタルを聴くために、大阪まで出かけてもいい、こうしてCDを聴きながら、その思いが強くなってきました。