おはようございます。
今日、明日と囲碁第66期本因坊戦タイトルマッチ第2局が鹿児島であります。
昨夜、前夜祭があり、出掛けました。

前夜祭の始まる前に、プロとの指導碁のプレゼントがあり、万波奈穂二段に4子で打ってもらいました。
テンポよく打たれ、無理な手は打たず、しかし遅れず、あちこちの石が関連を持って形になってゆく様はさすがだと思いました。
ちょっと勇み足があり、6目負け。それがなければ微細でした。残念。
でも並べ直して的確なアドバイスを貰い、「筋がいいです」「この手は明るかった」などと褒めてもらい、気分上々。
「打ち過ぎることがありますね」「仕掛ける時は力関係を考えて」とのアドバイス、心に留めます。

今回のタイトルマッチには、観戦ツアーの人20人ほどが東京などからみえていて、囲碁三昧3泊4日の旅です。
退職者、楽隠居って感じの人たちが中心。
万波さんに打ってもらったあと、東京からみえた方と2局打ちました。
お互いよく読んで、堂々とぶつかり合い、「楽しかった」と自然な笑顔の相手、自分も楽しくいい時間を頂き感謝です。
万波さんに筋の良さを教えてもらったあとで、案外「なかなかの」碁だったかも。私もお客さんをもてなせて良かったです。

さあ、前夜祭では。
来賓の挨拶を聞いていて、このタイトルマッチは本当に、男と男の真剣勝負なんだ、という空気が伝わってきました。
本因坊道吾、羽根直樹挑戦者とも、静かに闘志のみなぎった挨拶でした。

羽根さんとお喋りしました。
穏やかに微笑みながら、包むような安らぎのある空気。目の穏やかで、優しいこと! 女性ならメロメロになりそうです?
きっちり話を聞いてくれ、的確な応答。初対面の私に、こんなに親しく話してくれ、とても嬉しかったです。
思わず「頑張って下さい」と握手、すっかり羽根さんのファンになってしまいました。
すごいね、5秒で決まりでしたよ。

武宮九段、柳九段、中小野田九段、ふたたび万波二段、司会の稲葉アマと、お喋りし、それぞれから智恵を頂き会費は元を取りました?

ワンポイントアドバイスから、

いい碁を打とうと思わないこと。力まないことです。

負け碁は並べ直すと悔しいでしょ。無理して並べ直さなくてもいいですよ。

負け碁からひとつ。学んだらいいですよ。

自分の棋譜を見てもらったらいいですよ。アドバイスに1年後合点することもあります。

自分の弱点を知ることですね。同じ過ちを繰り返しています。

相手の気持ちを考えれるといいですね。

自分の得意な形にもっていったらいいですよ。

一流の人と触れ合うのは喜びですね。
そして前夜祭という立食パーティー、囲碁という趣味でつながった仲間の宴会というのがまた良かったです。
とても寛ぎました。