おはようございます。
ビジネスホテルに泊まると時々置いてある本、「和英対照 仏教聖典」をご紹介していこうと思います。
13章あるので、13回位。

人間が生きていることは、結局何かを求めていることにほかならない。
しかし、この求めることについては、誤ったものを求めることと、正しいものを求めることの二つがある。
誤ったものを求めることというのは、自分が老いと病と死とを免れることを得ない者でありながら、老いず病まず死なないことを求めていることである。
正しいものを求めることというのは、この誤りをさとって、老いと病と死とを超えた、人間の苦悩のすべてを離れた境地を求めることである。

自らを灯火(ともしび)とし、自らをよりどころとせよ、他を頼りとしてはならない。

心を修めること。欲をおさえておのれに克(か)つことに努めなければならない。

心に従わず、心の主(あるじ)となれ。

変わるものを変わらせまいとするのは無理な願いである。