おはようございます。
「中庸」に学ぶ人間学、伊與田覺氏、到知11月号より。

人間が人間となるための一番の目標は何か。
それは、人それぞれ天から特別な使命を受けて生まれてきたのだから、
その使命(天命)を一生かかって完成していくことに尽きると思う。

天命とは、自分自身の存在の真意のことをいう。
その天命を成就させる道は、人それぞれ。
孔子は50才で天命を知ったと語りましたが、天命がどういうものか説明はしていません。

道はいろいろ、頂上(目的地)はひとつ。
自分にあった道を先哲の教えなどから探り、選び、勤めてゆく。

そこで注意すべきは、ひとりの時も心を慎み戒めること。
でないと、思いがけない時に明らかになってしまいます。

喜怒哀楽の感情が、ビシビシッと百発百中だといい。
どのような場所、状況も、それを満足でき、最善を尽くせればよい。

これから起こることが、前もってわかるようになればよい。
誠を尽くして物事に真剣に取り組んでいる人にはその兆しが分かってくるんです。

君子は一見暗いが、日に日に段々と現れて飽きない。
小人は日に日にその箔が剥がれて見苦しくなる。

いくつかの気付きを頂きました。