おはようございます。
現在日本のプロ碁界でNo. 1の打ち手、張う(木羽)さんのインタビュー記事が到知7月号に載っていたので、さっそく読みました。

「いつも相手のいい部分を上手に吸収するよう心掛けています」
「負けたら素直に相手の着手の素晴らしい点を吸収する。勝っても、相手の良かった点を勉強し、それを教えてくれたことに感謝する」
「相手を尊敬することが、結果的には自分を強くすることに繋がっていくと思います」
人は、いつも教えてくれています。それを自分の肥やしにできるかどうかは、自分の心の持ちよう次第ですね。

「どんな時でもいいかげんな碁は打たない」
「たとえ練習の時であっても、相手が格下の時でも、手を抜いたり、気持ちを抜いた碁は打ったことはありません」
自分の場合、前半うまく打ち回して優位にたち、この相手はそれほどでもないじゃないか、と相手を侮る気持が生じて、後半逆襲されたことがたびたびあります。相手を尊重する気持ちが足らなかった。心したいです。

「相手を侮らないこと。自分のほうが上だと思うと「早くやっつけてしまおう」などと思ってしまい、こういう気持はプラスになることはないです」
侮る気持ちをなくす、というのは自分の課題です。

「いい手を打たれたからといって、「挽回せねば」と強引な手を打つと、結果ミスに繋がることになりかねません。ですから、不利は一気に取り戻そうとしないことです」
我慢して打っていると、思わぬこと(相手が打ちすぎたり)が起こることもあります。

「普段できないことは本番でもできません。集中力についても同じだと思います」
基礎トレーニング、段階を踏んだ日々の鍛錬をしよう、ということですね。

「囲碁が好きなことは棋士である以上、とても大切な資質だと思いますね」
「一度は寝食を忘れすべてを注ぎ込む時期を経ない限り、道はひらけていかないと思います」
思い立ったが吉日、励みに年齢制限はないと信じて、趣味に、仕事に、力を入れたいです。

「どんな時も心を折らず、その状況を楽しむ」
いいこと、悪いこと。人生万事塞翁が馬。明日につながる前向きな気持ちを保ちたいです。

「囲碁は千年以上続く素晴らしい文化で、人生をよくする力があると僕は心底信じています」
ありがとうございます。