おはようございます。今朝は風がときどき強いです。
矢澤一彦さん、大原亜子さんのピアノ・リサイタルを聞きました。
ご夫婦で、大原さんが鹿児島に由来があるらしいです。

まず大原さん、シューベルトのピアノ・ソナタ ニ長調 D850を弾きました。
この曲はシューベルトが27才の時、オーストリアの高い山々に囲まれた地を訪れたときに作曲したそう。
演奏の前に大原さんが、4楽章それぞれからイメージされる山岳風景を語りました。
初めて聞く曲だったですが、この曲が好きなんだという思いがよく伝わってきて、とても楽しめました。
特に2楽章の穏やかな旋律は良かった。
ベートーベンのソナタにも静かな旋律を紡ぐところがありますが、シューベルトのほうが写実的かな。

矢澤さんは、ラフマニノフの練習曲集「音の絵」作品39を弾きました。
とてもダイナミックで力強く、一杯元気をもらいました。
この曲はCDを持ってますが、こんな楽しめる曲だったとは。
やはり生はいいですね。
そしてラフマニノフ、旋律が琴線に触れます。
音楽を通じて演奏者とその場を共有する。
幸せな時間でした。