宴席で黒い和服を着た人の踊りを見た。
金の扇子を持ち、ぴしっ、ぴしっと踊られて清々しかった。
薩摩隼人の心を見た気がした。

席上で、数々の人と触れ合ったが。
挨拶ひとつで、その人の力量がわかろうというもの。
初対面でも10秒の挨拶で十分という人も居る。

顔の表情、体全体から滲み出る雰囲気、目。

心技体という。
技が優れても、心が追いついてない人とは何か落ち着かない。

いろいろな人との出会いを味わっている。
この人にはここ迄。そんな事も考えるようになった。

合わせ技。呼吸。そんな事も意識するようになった。