日本製鉄文化財団からのプレスリリースは6月3日に出ていましたが、私は昨日初めて知りました。2025年4月から2028年3月までの3年間延長すると。これは実にうれしいですね。

 

6/22に今年最初の定期公演を聴きに紀尾井ホールに行ってきましたが、ホール内に何かお知らせが出ていたのかどうか、全く気づきませんでした。

 

KCOは年に4回しか定期公演がないので、首席指揮者といっても登場するのは年2回のみ。それでも少なくともあと6回はピノックの演奏を演奏を聴けることになります。


演奏を聴いていて、ピノックほど指揮者の音楽性を感じさせる音楽家はなかなかいません。6/22の定期ではシューマンの交響曲第1番を演奏したのですが、「あっ、これはこういう音楽だったのか」ということが手に取るようにわかるというか、実に自然に共感できる演奏になっていて、ブラヴォーでした。

 

KCOのメンバーには在京楽団やフリーランスの奏者の中でも飛び切り腕の立つ人が集まっています。今回はホルンセクションに、日本フィルの信末氏と読響の日橋氏が出演して交替で1番と3番を吹いていました。この2人は若手のホルン吹きの中では実力ピカ一なので、KCOにこの2人が出演してくれれば鬼に金棒です。

 

紀尾井ホールは2025年8月から2026年12月まで長期の改修期間に入るそうです。その間は別のホールで公演するとのことですが、まだ詳細は発表されていません。紀尾井は800席で、キャパ的に一番近いのは第一生命ホールの767席。勝どき駅からも近いし、ここだったらいいなと思っています。