静岡市美術館で開催中の「京都細見美術館の名品展」を見に行ってきました。(5/26まで)

 

何といっても19点展示されていた伊藤若冲がすばらしかった!!大半は鶏の絵で、科学的と呼びたくなるような「雪中雄鶏図」、ダイナミックな動きを実に切れ味良くとらえた「鶏図押絵貼屏風」や「群鶏図」など、鶏を見続けて50年という説明書きにも深く納得しました。

 

「糸瓜群虫図」は1753~54年、若冲38歳頃の作品で、ここには11匹の虫及び蛙が実に精密に描かれていますが、当時虫メガネで見たり写真に撮って確認できたわけでもないのに、ここまで観察してかつ細かく描けるなんてすごいものです。

 

茶道具などの工芸品についてはふ~んと思う程度ですが、重要文化財と表示してあるものもいくつもあり、全体として同じレベルのものが展示してあるのでしょう。企業の創業オーナーが会社の儲けをつぎ込んで審美眼を鍛えると、立派なコレクションが出来上がるんですねえ。細見美術館にもぜひ行ってみたくなりました。

 

帰りに市立図書館に寄って、『若冲の描いた生き物たち』という大判の本を借りてきました。FXのドル円画面を横目に見ながら、つらつらめくって眺めています。

 

アメリカの金利はこの先もまだまだ高止まりになりそうな感じになってきたので、もし為替が140円台に突入するようであれば、国には申し訳ないですが、ドルを積極的に買おうと思います。