土曜日の日本経済新聞に、1989年末の円建て金価格は1グラム2千円弱、現在は1万円を超えており、「代表的な現物資産である金を物差しに見れば、34年余りで最高値の価値は5分の1以下に減少した」という記事が出ていました。

 

金利がつかないから資産形成には不向きとされているゴールドですが、ゴールドを買い続けていればそれだけで十分な資産形成になりました。私が純金積立をしたのはこの9年間くらいですが、通説は本当にそうなのか、先のことはわからないからこそ少額でよいので自分でやってみないといかんなと改めて思いました。

 

金は世界共通の現物資産であり、株、債券相場などとの相関性が低いとされるのが一番の魅力です。純金積立については昨年12月でいったんやめましたが、ポートフォリオの安定性の観点からは貴金属は有力な選択肢なので、今後も株式売却益の一部を貴金属に替えていくつもりです。

 

ゴールドについて新NISAの積み立て投資枠で買えるものはないですが、成長投資枠なら投信でもETFでもいろいろあります。あとはゴールドと言えばなんといっても5713住友金属鉱山ですよね。こちらの価格が下落しているのも注目しています。

 

金・銀・プラチナなどの貴金属については、日本の第一人者である池水雄一さんの解説が非常に優れているので、興味のある方はYouTubeで検索することをお勧めします。

 

なお、私は日経新聞の電子版も契約しており、「金価格」と入力すれば一連の記事をずっとさかのぼって読むことができます。テレビ東京のビジネスオンデマンドも契約しており、この新聞記事・テレビ番組をデータベース検索することは、私の投資研究の時間の多くを占めており、この2つなくしての投資はもはや考えられません。本当にいい時代になりました。