すくみ足のリハビリは転倒防止と、体内リズムの調整から | すくみ足まるわかりガイド

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すくみ足の原因や治療、対処法などについて紹介しています。

すくみ足のリハビリは、何を目的としてされるのでしょうか。
検証していきましょう。


■すくみ足のリハビリは、転ばないことが前提

すくみ足に限らず、足のリハビリでは、まず、転ばない為のリハビリをします。
その代表的なものが、同足歩行です。


すくみ足まるわかりガイド-リハビリ

普通歩く時や走るときは、歩く足と反対側の手がでます。
ですが、筋力が弱っていたり、硬化すると、この歩き方では、こけた時に体をきちんと守らないという考えから、出した足と同じ方向に手が出る、同足歩行リハビリが出たのです。

足は、日本舞踊のような、すり足なので、最初やってみると、健常者でもこけそうになります。
体が開ききってしまい、体に長年ついたクセがある以上、どう動いていいか判らなくなります。

しかし、この同足歩行、体が動かなくなった時に、筋力さえあれば、その場で、ピタっと踏ん張れるという利点があることから、リハビリ現場では大腿筋を鍛えるスクワットと共に取り入れられています。

■すくみ足を治すために、体のリズム感をとりもどす

実はパーキンソン病に限らず、すくみ足になられる方の大半はリズム形成障害といえます。

歩行する、字一つかく、すべてリズムが大事なのです。
歩行のリズムは普通の人ならば、1分間に平均70歩と言われています。

しかし、すくみ足でお悩みの方は、体の振るえと緊張という狂ったリズムで歩かれているので、この4倍近い速度、280歩で歩こうと体に負荷がかかりけつまずく、足がすくむ、ということなのです。

そうした面を考慮すると、すくみ足の早期から、体の中のリズムを整えて、歩調を元通りにしていく事も、リハビリの一環として役立つのではと思います。

体のリズムを正すということは、すくみ足そのものだけでなく、何故そうなったのか、根本の原因をつきとめられることにもつながります。