アメブロからWordPressに記事をバックアップする時の懸念事項の一つとして画像の保存先があります。

 

HTMLをコピペしただけでは、記事本文は(一応)バックアップできるものの、記事に貼ってある画像の保存場所はアメブロの画像フォルダのままなので、そのままでは有効なバックアップと呼べません。

 

なぜかと言うと、自主的な撤退はもちろん、強制削除やサービス終了の憂き目に合うなどした場合も含め、アメブロを辞めることになった場合に役に立たないからです。

 

アメブロに保存された画像を使っているままでは、せっかくバックアップした記事も、画像があることを前提として書かれているのに画像が無い、間抜けで見辛い記事になってしまいます。

 

なので、アメブロが消えてもWordPressにバックアップした記事に貼り付けた画像が残るように対策しておく必要があります。

1. 最も単純な方法

最も単純な方法としては、記事で使っている画像をダウンロードしてWordPressにアップロードし直し、アップロード後のURLで表示されるようにWordPressの記事を書き換える、というやり方でしょう。

 

人為的なミス以外は問題の起こりにくい方法ではありますが、これを手作業でやっていたのでは、バックアップの度にあまりにも手間がかかりすぎますので、実用的とは言えません。

 

ただし、自動化できれば、人為的なミスも手間も減り、かなり良い方法になると思います。

2. アメブロに画像を置かない方法

別の方法として、アメブロの記事を書く時点からアメブロの画像フォルダは使わず、画像をアメブロではない外部の場所、それこそWordPressのメディアにでもアップロードしてしまうということも考えられます。

 

しかし、これはこれで、今度は画像を使ったアメブロの記事を書くのがとても面倒な作業になってしまいますし、過去記事も修正していく必要がありますので、やはり実用的とは言い難いでしょう。

3. 画像キャッシュサービスを利用する方法

さらに別の方法として、例えばwsrv.nlなどの画像キャッシュ&プロキシサービスを利用する方法も考えられます(もちろん自作サービスでもOKです)。


これなら、WordPressにHTMLタグをコピーする段階で、プロキシを通して画像を表示するように、比較的単純な文字列置換によって記事を書き換えることができるでしょう。

 

利用するサービスの仕様を事前に調べておく必要はあるとは思いますが、一度読み込んだ画像を削除しないサービスであれば、万が一アメブロがなくなった場合でも画像が表示されなくなったりもしません。

 

ただし、今度は利用する画像キャッシュ&プロキシサービスが終了してしまう可能性もありますし、無料や安価なサービスではパフォーマンス的に許容できるレベルにない可能性も大いにありますので、あまりお勧めはできないと考えています。

どの方法を使うか?

結局、どの方法も何かしらの問題があり、選択しにくいですが…、

 

実用性を考えれば、最初に挙げた「最も単純な方法」の、

アメブロの記事に貼った画像をダウンロード

 ↓

WordPressに画像をアップロード

 ↓

記事内の画像URLを書き換え


という流れを、何かしらの方法で自動化して、バックアップの処理の一部として動作させるのが良いだろうと思います。