きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。
昨日はきもの着付基礎の木曜クラスでした。
12回のカリキュラムで着物、名古屋帯、袋帯が自装出来るようにお稽古します。
2回目は主に前回の復習です。
初回はゆっくりゆっくり・・・ではありません。
初回のお稽古が「浴衣と半幅帯」という教室も少ないと思いますが私はこれってどうなの
と思います。
着物に比べたら手順は圧倒的に少ないですが、浴衣を寝間着ではなくて外出着用として
着用するには着付の技術以外に美意識や所作、出先での直し方なども必須です。
安易に浴衣を教えて「簡単でしょう」と伝えてしまうのはもはや罪ではないかと思う・・・。
今夏も昨夏と同様の気候であれば浴衣1枚で外出する方は増えるであろう。
時代の流れは変えられないし、着物は文化、文化は時代とともに変わるものです
大人の外出着として浴衣を楽しむのであれば、浴衣こそ基礎が大切、浴衣こそ慣れた
所作が美しい、浴衣こそ着崩れと直しを熟知していて欲しい
着物を着られるようになって改めて浴衣を習ってみると「初心者が先ず浴衣を習う」のとでは
感じるものが相当異なります。
その気づきを忘れずに浴衣でお出掛けして欲しいと思っています←個人的な意見です
とういう訳で、初回時に浴衣のために1回分のお稽古を使いません。
12回のカリキュラムの中でもしかしたら初回が最も覚えるべきことが多いかもしれません。
ゆっくり~とは一番程遠いかも・・・。
着物の着付けを習う前に浴衣よりももっともっとも~っと大切なことは片付けと準備、
そして名称を覚えることです。
片付けと準備を丁寧且つ正確に行う意識がなければ着物を着ても何処かに野暮ったさが
滲み出るような。
そして、実技は始まる前には衣裳敷きの上もまわりも整えます。
衣裳敷きの上には不要なものは置かず、衣裳敷きの周りにも置かない。
全てを仕舞い終えてから始まります。
以前習った余所の教室ではこのようなことを徹底的には指導がなかったかもしれません。
または言われたような覚えはあるけどいつの間にか軽視していたかもしれませんね。
準備が出来ましたら下着と補整をつけます。
裾除けを着用する意味、わかってますか
ワンピースタイプや和装用ステテコなどいろいろな形の下着が考案され、種類が豊富ですが
いまだに裾除けが生き残っているのは正しく使っている方が「これに勝るものはない」と
思っているからではないでしょうか
何となく着けている方は楽なワンピやステテコに変わるのかもしれません。
(夏は別の理由がある方も・・・)
裾除けの着け方を繰り返して、補正まで終わったら長襦袢です。
何回繰り返したかしら
せっかく着たのに「はい、直ぐ脱いでー」と言われちゃって大変だったかしら
着物は腰紐まででタイムアップ。土曜クラスと同じところまで進めてよかったです
ここまで実技をやって気づいたかしら
着付けは着物と帯が大切なのではなくて、その手前までなのです。
下着や長襦袢の着方には着物や帯が崩れない着方の基本中の基本が含まれています。
長襦袢までを疎かにしないことが正しく習得する方法です。
木曜クラスは何度繰り返しても無意識に我流が出てきてしまうのでやはり大変そう
無意識だからね~
自分のことを指摘されていると先ず気付かない・・・。「もしかして私のこと」と気付いて
直すまで時間が掛かります。
気持ちが焦ってしまい、その場は改められてもまた同じところで繰り返す。
一手一手を意識しないと身についた癖は直せません。
逆に言えば、意識すれば直せるのです
帰宅後に手順を書き出す方も多いようですがこれには大きな大きな落とし穴があります。
落とし穴を作らないようにね
この日の装いです。
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