きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。
少し前にこの写真をインスタグラムに投稿しました。
インスタグラムの投稿には書かずに後ほどブログに綴りたいと思っていたことがあります。
それは、衿巾についてです。
私は仕立ての際にも着姿の見せ方にも衿巾はとても気にしている部分です。
例えば、広衿の場合はどのくらい折るか・・・。
お稽古では常々「ミリ単位で美意識を追求してくだい」申しています。
衿巾こそミリ単位で意識して欲しいところです。
基礎クラスでは「掛け衿あたりで1/3くらい折って」と説明します。(←基礎クラスなので)
しかし、基礎が身についたら少しずつ自分らしさや自分らしい装いを追求していただきたい
ので衿巾も意識して変えていきます。
ちょうどこの記事を書こうと思っていた矢先にブラッシュアップクラス生から問合せが
ありました。
今月は自分に似合う帯巾や帯揚げの見せ方、帯締めの太さや等々、帯まわりに特化
したお稽古なので「着物はバチ衿でもよろしいでしょうか」ということでした。
「広衿です」とシンプルに返信をしました。
第一にお稽古の内容が帯まわりだから着物はバチ衿でもいいかなと思われることが
お稽古に対する心構えが少し残念に思ってしまいました・・・。
もしかしたらお稽古の内容をきちんと確認されているからこそ着物はいいかなと思ったの
かもしれません。
また、こうも暑いと何かと簡素化したくなったり、虫干し代わりに選んだり・・いろいろ理由は
あると思いますが上のクラスでは細かく理由を聞かないようにしています。
いただくことが最優先です。
ブラッシュアップクラス生はエレガンスクラスも修了されている方々です。
帯まわりのバランスを見極めるには衿巾は重要です←ここ、気づいて欲しいところです。
元々、記事にしたいと思った理由はこの3枚の浴衣の衿巾が異なるからです。
(こっちが本題です)
左と中央は同じくらいに見えるかもしれませんが全然違います。
3枚を着てみて改めて思ったことは衿巾によって体つきが違って見えました。
衿巾で太って見えたり、痩せて見えたり、若く見えたり、老けて見えたりもします。
衿元次第で上品に見えたり、粋に見えたり、残念ですが野暮ったくなったりすることもあります。
更に、首が長く見えたり短く見えたり、フェイスラインがシャープに見えたり丸く見えたり。
これはデメリットでもありますが実はメリットでもあります。
例えば、好みではない譲り受けた着物や似合わなくなった着物などでも着付次第で好みに
近づけたり、似合うようになったりします。
もちろんヘアメイクや帯の位置やコーディネートも必要になりますが衿元はもっともお顔に
近いため、鏡を見たり写真を撮ったりしたときに一番影響する部分です。
かなりマニアックなこだわりかもしれませんが着物はハレの日もケの日も、若くても
年配でも形が同じものを着用します。
だからこそ、コーディネートだけではなくて着付のセンスも大切です。
着付けの学びは半永久的に(自分の年齢や外見が変化するから)ゴールがないものと
思っています。
あー奥が深いです
衿元についてブラッシュアップクラスの次の次の回に深堀りします。
左は私の通常の身丈よりも16cmくらい短く、右は男並み身巾が広すぎ
でも、着られちゃう面白いね、着物って
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