4月~10月の装いを見直しましょう | きもの着付とお料理教室 wayori @港区白金

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母の影響で子供の頃から日本の伝統衣裳「きもの」をこよなく愛し、日本の伝統食をベースとしたマクロビオティック、
母から受継いだ手作り発酵食品・保存食を日々の暮らしに取り入れています。
お教室やブログを通して、みなさんの暮らしのお役にたてるとうれしいな♪

きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

 

今月のブラッシュアップクラスのお稽古は、実技は腰から下に特化し、講義は4月から

10月の装いについてです。

 

前回の記事では実技のお稽古の内容を少し書きました。

今回はもぐもぐタイムと講義についてです。

 

実技の後に30分間休憩をします。

持ち寄りのお菓子をつまみながらおしゃべりです。

 

基礎生やエレガンス生の場合はお互いに遠慮して話しが盛り上がる頃には休憩が終わって

しまうことが多いのですがブラッシュアップクラス生は違います。

 

それぞれ入学の時期が異なりますので、お付き合いが長いという訳ではないのですが、

なぜか毎期、どのクラスも休憩時間は最初から話しが弾みます音譜

おかげで私は喉を休めることが出来ますアップアップアップ爆  笑

 

講義は単衣や薄物の時期についてです。

ふた昔前なら6月単衣着物に夏の帯や小物類に、7・8月はオール夏支度、9月は単衣着物に

袷のときと同じ帯や小物類へ衣替えと習いました。

 

しかし、今は気候も考え方も異なりますし、あの頃よりも撚りや織り方にも工夫が凝らされて

透け感の少ない薄物や帯も多く、普段着は体感重視でよいと思っています。

 

「自由でいいのよ」と言われても考え方は人それぞれですので、自由に着る前に少し前の

装い方の基本ルールを知っておく必要はあると思います。

 

技術に限らず何ごとにおいても、

基本を知り、基礎が身についているからこそ

真の自由を楽しめます。

 

今回の講義では4月から10月までの広い期間で見直しました。

 

昨年の4月にビューティアップクラス生と京都旅行へ行った際は30℃超えでした晴れ

東京も同じように暑かったと聞いた記憶があります。

 

今年の4月も27℃くらいまで上がった日がありましたね。

私が小学生だったころは夏休みでも30℃を超える日は多くなかったように思います。

 

昭和と令和では平均気温が全く違いますが四季のある日本ではその風情も大切にしたいと

思いますので、季節感・体感を考慮し、4・5・6・9・10月は上手に乗り切りたいですねウインク

 

私物は夏着物を10枚、夏襦袢4枚、透ける羽織物3枚、夏帯11本、帯揚げ10枚、その他に

夏用の下着や小物を準備しました。

 

4・5・10月に季節感も大切に、しかし、身体にも負担が少ない薄物の工夫の仕方、

夏帯と一口に言っても一見夏帯に見えないものもあります。

 

4・5・10月の暑い日の装いで気をつけたいことが風合いのバランスです。

言葉で理解していただくのは難しいのでとにかく実物を見て触って納得していただきます。

 

本や動画では得られないことがリアルの講座にたくさんあります。

そして、

私の強みは半世紀分の着物の歴史がインプットされていることです。

着付教室に通い始めたのが30年前です。

私が20代だったころのまわりの先生方は着付歴が10年、20年、30年です。

 

更に、着付を習う前から母と呉服屋さんへ行っていましたので番頭さんからもよく話しを

聞いていました。

 

20代の頃には20年、30年前からリアルに着物業界を見て来られた方の話しを聞き、その後も

自分の目と耳で業界を30年間見てきました。

 

流行がほとんどないように思うわれるかもしれませんが着物業界は明らかに変化しています。

 

袷の長襦袢や綿入れの着物などを仕立てる方は関東ではほとんどいないと思います。

太物屋さんも小間物屋さんも減り、呉服屋さんで履き物やバッグを購入するのが「普通」と

思っている方もいるかもしれません。

悉皆屋さんは読み方もわからない、何屋さんなのか想像もつかない方もいらっしゃると思います。

 

リサイクル着物屋さんやネットで購入される方も多いです。既製品しか持っていないという方も

いらっしゃるかもしれません。←30年前には想像できなかったと思います。

 

ブラッシュアップクラス生には「今」と「これから」のことだけではなくて、半世紀くらい遡って

知識を増やしていただきたいと考えて講義をしています。

 

この日の装いです。

20代で誂えた単衣の小紋に薔薇の染帯です。
あの頃の私には渋すぎました。母も番頭さんもあまりいい顔はしませんでしたが二人とも

30年後も私が着物を着ていると確信していたと思うので「まぁ、いいんじゃないの」と賛同

してくれました。

 

20代のときに母と母が贔屓の呉服屋さんへ行った日々のことは本当によく覚えています。

 

何の知識もない私に呉服屋さんが熱心に説明してくださって楽しかったです。

「着付の先生になりたいならこういうこともちゃんと勉強しておきなさい」と番頭さんが

おっしゃってくださり、私の知識は呉服屋さんが育ててくださったと思っています。

 

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