きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。
先週の木曜日は基礎クラスの4回目のお稽古でした。
基礎生2名と再受講生1名です。
いよいよ名古屋帯まで通しのお稽古に入りました。
準備をして、下着を着け、補正をする。
覚えてしまえばどうってことないことですが最初はこれさえも必死です。
着物や帯は形は同じでも風合いや寸法によって着易かったりそうでなかったりします。
しかし、補正までは大きく変わることはないですし、長襦袢も大差ありませんので、
まずはここまでをしっかり覚えておきます。
補正までは何とか大丈夫そうでしたので長襦袢を繰り返し、繰り返し。
同じようにやっているつもりでも何故か手数が増えてしまう方が多いです。
不要な動作を付け加えてしまい、流れが悪くなり、スムーズに覚えられなくなります。
よく見て、よく聞いて、真似る。
誰にでもできそうなことですから私に限って・・・と思いこんでいる方が多いのです。
ですから、例えば「衿先を持ってください」「衿先を持ってください」と繰り返し言っても、
自分のこととは思っていない。
「押さえるのではなくて、親指で挟んで持つのですよ」(ここまで説明します)と言っても、
誰のことという表情
カリキュラムの序盤では個人への指摘はほとんどいたしません。
間違っている方がいらっしゃれば全員に向けて言います。
例えば「褄先は上げないで」とか「一度袖に通した手は戻しませんよ。身八口がわからな
ければ私を見てくださいね」と基礎生を見渡しながら言います。
その時に全員が「私かも」と思って確認されるか否かを見ています。
合っている方もたまたま合っていたのかもしれませんので確認した方がよいと思いますし、
間違えていた方は尚更確認し、速やかに直して欲しいと思います。
それでも、「誰~」と他人事でご自身のこととは1mmも疑わず、確認されない方は非常に
多いのです←本当に。
その場合は仕方なく「〇〇さん、違っています」「鏡を見てください」と個人的にお伝えします。
慌てて「あ、すみません。。。」と・・・。
同じようなことを繰り返す方も多いです。
「ちゃんと同じように自分は出来ている」と思い込んでいて、度々、違うことをしてしまう。
そして、自分が指摘されていることに気づかない・・・の繰り返し。性格的なもの
慌てちゃう緊張しちゃう聞いてない
案外、自分のことはわかっていないものです。
カリキュラムの前半(4回目くらいまで)は、クラス全体に話しています。
着物や帯に進んでいくと下着や長襦袢のときよりも覚えることが増えて大変ですよー。
その前に「自分のことを知る」ことが大切です。
もの覚えが悪くなったわけではなくて、人の話をよく聞いていない、師範と同じことをやって
いると疑いもしない、自分は優等生と思っている方が実は多いのです。
お稽古ではいつも「たくさん恥をかいてください」と繰り返し伝えています。
人の話を聞いていると思っていたけど、師範と同じように出来ていなかったことに気づき、
実はちゃんと聞いていないんだぁ~と気付けばよいのです。
自分のことを知ってください。
年齢を重ねるとまわりから指摘されることがなくなり、自分はちゃんとできている人と
思ってしまうのは無理がないかもしれません。
自分のことを改めて知るとつい言い訳したくなる方も多いのです。
そんな必要はありません。言い訳はせずに恥をかいてください。
お稽古で恥をかいていておかないともったいないです。
この先のお稽古では先走る方が増えてきます。
これはとても迷惑な行動です
この件についてはまた今度。
木曜のお二人はお互いに「私かも」と思って、その都度、ご自身を確認されて
いらっしゃったので、間違えていた方はすぐに直され、お稽古はスムーズでした。
間違えていないと思っているのに間違えていた自分に気づくと焦ってしまいますが、
自分を知ることが今は大切です。←くどくてすみません。
そこに気づいたら次は師範をよく見て、自分の動作に意識をして同じように出来ます。
基礎クラスは、まだまだ2/3もありますから大丈夫です。
想像以上に覚えが悪い自分に愕然とするのもこの頃です。
しかし、決して覚えが悪いのではありません。
この日の再受講生が基礎生に「まだまだ大丈夫です。私も同じでしたから」と。
私の言葉よりも再受講生の言葉の方が基礎生には励みになります。
再受講生には「まだまだ私なんて」とか、エレガンスクラスのお稽古には自宅から着物を
着ていらっしゃるのに「まだ全然着らるようになっていないんです」などとマイナスの言葉を
基礎生に言わないでくださいとお伝えしています。
少しずつ目も肥えてきますので着られるようになっても「もっときれいに着たい」とか
外出してみて「帯が緩んでしまう」とか気づきがあり、まだまだと思うのは当然です。
しかし、基礎のときに比べたら雲泥の差です。ちゃんとお稽古の成果は出ています。
基礎生に話すときはご自身が同じ頃にどうだったのか、どのような言葉をかけてもらったら
嬉しく思うか、励みなるのかということを考えてくださいとお願いしています。
この日の再受講生の言葉はちょうど片付けている頃にお二人に向けておっしゃって
下さったのですが、少し落ち込んでいたお二人には「私だけじゃないんだ」「大丈夫
なのかな」と前向きになれる言葉だったと思います。
この日のご挨拶の装いです。
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