着物と紋 | きもの着付とお料理教室 wayori @港区白金

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母の影響で子供の頃から日本の伝統衣裳「きもの」をこよなく愛し、日本の伝統食をベースとしたマクロビオティック、
母から受継いだ手作り発酵食品・保存食を日々の暮らしに取り入れています。
お教室やブログを通して、みなさんの暮らしのお役にたてるとうれしいな♪

きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

 

昨日はきもの着付エレガンスクラスのお稽古でした。

 

例年の12月は能や狂言を鑑賞するのですが今年は避けて来年へ延期。

そして、4・5月はお稽古をお休みしましたので、5月のカリキュラムを12月にしました。

 

5月のお稽古は紋について紋付の着物です。

 

紋について、種類、数、意味、格、着物の格と紋の相応しい取り合わせなどを説明しました。

特に色無地や江戸小紋をお仕立てする際には紋を付ける方も多いと思います。

 

何となく、とりあえず、呉服屋さんのお勧め通りに・・・つけていませんかはてなマーク

かく言う私は、そうでした!!

 

20代前半で誂えた華やかな地紋の色無地、

20代半ばで白生地から染めて誂えた色無地、

着付教室の講師でお揃い(色は自由)の万筋、

講師の認定書授与に合わせて仕立てた単衣の色無地、

 

全て自分のこだわりなんてありませんでした。←知識がないあせる

呉服屋さん、母、着付の先生に任せておけば間違いないと思っていました。

 

もちろん何一つ間違いはありませんでしたが、4枚とも紋が違います。

形は一緒ですよ。家紋です。

縫い、染、日向、影、糸の色など。

お空の彼方にいらっしゃるので確認することは出来ませんが、今になってみると

この色だから、この時代だったから・・・この紋なのかなと考えてみたりしています照れ

 

実技は五つ紋がついていると思って着ていただきました。

背紋と袖紋は自分では見えないので、出先ではさほど気になりませんが

抱き紋は気になります。

抱き紋がアシンメトリーになった場合は背紋もズレている場合がほとんどです。

(体型の歪みが原因の方もいらっしゃると思いますが)

 

紋に気を付けながら着用し、久しぶりに二重太鼓を締めていただきましたが20分くらいで

着上がりました拍手

 

着物は着られるようになるまではそれほど大変なことではありません。

しかし、着られるようになって、ようやく「きれいに着る難しさ」に気づきます。

 

ここからは長い道のりです。

近道はありませんがアドバイスをすなら「着てください」の一言に尽きますウインク

 

この日の装いです。

江戸小紋も帯も母のものです。
凝りに凝った江戸小紋の柄は平等院鳳凰堂の梵鐘のレリーフです。
寺社仏閣の文様は最も格式が高いと言われています。
だから紋を一つ入れたのかなと思います。
共薄の縫影紋です。
 
帯は生で見ると眩しいくらいの金ピカキラキラですびっくり
帯だけ見ると派手なのですが締めるとそうでもありません。
むしろ、ビシッと、かっこいいアップ
柄は大名行列です。
 
平等院と大名行列、時代が違うので今まで合わせたことがないのですが、平等院といっても
江戸小紋なので大名行列と合わないわけがない!?と気付いてコーディネートしましたウインク
 
帯揚げと帯締めは紅白でおめでたくもあり、可愛くもある最強コンビハート
見ているだけでテンション上がる小物たちです。

 

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