きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。
きもの着付エレガンスクラスの受講生(4月からの皆さまも)、修了生の皆さま、
リモート無料レッスンを承っております。
お時間とお気持ちにゆとりが出来ましたら、いつでもご連絡ください。
こちらは昨日のコーディネートです。
ちょうど1年前にこの着物と帯で京都へ行きました。
都をどりを観たり、お買い物したり、美味しいもの食べたり、染体験したり・・・。
お着物友達と行く京都は観光する暇もないほど貪欲に予定を詰め込み詰め込み、よく笑って、よくしゃべって、3,4日分の予定を2日でコンプリート
観光地や観光業も呉服業界も本当に大変なことになっていると思います。
大好きな京都や和装に携わる皆さまが終息まで何とか踏ん張ってくださいと願いを込めて、思い出の着物と帯を纏いました。
着物は母から譲り受けた小紋です。
20代だった私が一目惚れして、とりあえず母に・・・とむりやり買わせた着物です。
一目惚れの想いは今も変わらず、この着物は風合いも色も地紋も柄も大好きです。
貝合わせの模様はひとつひとつ手描きです。
職人さんが手間暇かけたものにはそれだけの魂が込められています。
どうか伝統工芸が失われませんように・・・。
帯は西陣まいづるの紹巴織で、まいづるさんから直接購入させていただきました。
二条城の天井をモチーフに横段に織られた袋帯。
ただの横段ではなくて弓形になっているため、お太鼓の表情が柔らかい。
艶があり、シワになりにくく、緩みにくい。
寺社仏閣の文様は最も格調が高いので留袖に合わせてもOK。
しかし、金糸銀糸は使われていないので紬に合わせて洒落帯にもなるというパーフェクトな帯。
この帯に出会ったのは20年近く前。
着物から少し離れていた時期だったので購入は諦めようと思い、予約していた歯科医院へ。
治療中、帯のことで頭がいっぱい。
治療後すぐに電話を掛けて、取り置きをお願いし、結局、購入したという思い出があります。
そしてこの帯を最初に締めたのは母でした。
美しいキモノ主催のパーティーに抽選で当たり、母と一緒に出掛けた際に。
私がまだ締めていないことを後から知った母がお礼にと雨ゴート(着物用)を買ってくれました。
帯揚げは、京都の京絞り寺田さんへ伺い、絞り体験をさせていただいたときのものです。
染上がってから、4人でお披露目会をした思い出も。
帯留めは目白にあった花想容さんで買い求めた九谷焼です。
織田恵美さんという女性作家さんの作品です。
花想容さんでは、wayoriで貸切りにさせていただき、ガラスの帯留め作りをしました。
20名近く参加してくださって、一度には出来ないため、3回に分けました
これも7,8年前になるかしら。楽しかったわ~
着物まわりには思い出がたくさんあって、私は手放すことも難しく、リサイクルを手に取ることも難しい性分なのですが、着物を着たいという方にとって着物のリサイクルショップは強い味方だと思います。
大手のリサイクル着物店がついに畳むことになったようで・・・。
目黒店が閉店になったときに、もしかしてと思っていましたが・・・。
苦しんでいる方はたくさんおられると思いますが、日本の伝統工芸、民族衣装、文化が失われていくことがないように心から願います。
そして、今日は「はなまるマーケット」の特番の観覧に行ったことが懐かしく思い出されました。
皆さん、希望の光を失わないでくださいね。
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