こんにちは、『プログレス学習教室』の坂田です。
「解き方は分かっていたのに、時間が足りなくて最後までいけなかった…」
「途中で計算ミスをして、もったいない落とし方をしてしまった…」
数学のテストが終わったあと、こんな悔しい思いをしたことはありませんか?
解き方が見えていただけに、あと一歩で点数に結びつかないのは本当に歯がゆいですよね。一生懸命勉強に向き合っているからこそ、その焦りや悔しさはよく分かります。
実は、数学が得意な子とそうでない子の差って、難しい応用問題をどれだけ知っているかではなく、その手前にある「計算の正確さとスピード」で決まることがほとんどなんです。
脳のパワーを「難問」に残しておくために
「やり方は分かったから、計算練習はもういいや」と途中で終わらせてしまうと、テスト本番で大変なことになります。
計算するたびに「えーっと、ここは符号を変えて…」と頭をフル回転させることになるため、肝心の難しい文章題や図形問題に入ったときには、もう脳の体力(エネルギー)が残っていないんです。
計算は「解き方が理解できるレベル」で満足せず、「頭で考えなくても指先が勝手に動くレベル」まで高めておくこと。
そこまでやり込むと脳のメモリが一気に空くので、難しい問題にも落ち着いて向かい合えるようになります。
おすすめは「7分間」の超・短期集中
この「無意識に手が動く状態」をつくるのに、特別な問題集を買う必要はありません。手元にあるワークやプリントの基本問題を、しつこいくらい何度も解き直すだけで十分です。
ここでぜひ試してほしいのが、タイマーを「7分間」だけにセットして解く方法です。
計算練習は、ダラダラ長時間やるよりも「7分だけ!」と時間を短く区切って全集中するほうが圧倒的に効果的です。
「この7分で何問解けるか」「全問正解できるか」と、タイムアタックのゲーム感覚でやってみてください。時間を意識するだけで集中力がギュッと高まり、脳の処理スピードもどんどん上がっていきます。
丸付けのあとに差がつく「隠して解き直す」習慣
そして、もうひとつ大切なのが丸付けをしたあとの対応です。
少しでも手が止まった問題や、計算ミスをした問題があれば、解説を確認したあとに答えや途中の式を手や紙でサッと隠してしまいましょう。
その状態で、真っ白なノートに「何も見ずに最初から最後までスラスラ書けるか」を試すのです。
「一回解いたからもう大丈夫」と思える問題こそ、あえて見えないように隠して、反射的に指が動くまでしつこく解き直す。この一工夫と「しつこさ」が、テスト本番でも崩れない頑丈な計算の回路を作ってくれます。
計算のスピードと正確さは、生まれつきの才能ではありません。「自分の手でどれだけ解いたか」という努力の証です。
一度この計算回路ができてしまえば、テスト中に焦ることもなくなります。「計算はバッチリだから、あとはじっくり文章題に取り組もう」と、心に大きな余裕が生まれるはずです。自分で自分を助けられる武器を手に入れたとき、数学のテストは今よりもっと面白いものに変わっていきますよ。
今夜ワークを開くときは、まずタイマーを7分にセットして、「反射で解けるかやってみよう」とゲーム感覚で始めてみませんか? あなたの指先がスムーズに動き出すたびに、可能性はどんどん広がっていきます。
