きょうは、7月7日
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7月7日といえば、七夕
夕とつくように、夜のイベントですよね
牽牛と織女が…という説明は、いまさらなので、やめておきます
短冊に願いを書いて、笹につけ、軒に立てますが、
(「笹の葉さらさら、軒端に揺れる お星さまきらきら、金銀すなご」)
「字が上手になりますように」とか、「お針が上達しますように」とか
習いごとなどの願い事を書くのが一般でした
正倉院の宝物には、この類の儀式に使ったのかなーと思われる、
九寸、十寸の針が残されています(赤や黄の糸も)
「乞巧奠」(巧くなりますようにと捧げものをしてお願いする宴)と呼ばれる古くから伝わる儀式が、
いまも冷泉家(藤原定家の末裔)に残っているそうです
とはいえ、この「七夕」は、旧暦七月の行事
ことしの太陰暦7月7日は、8月28日だそうですから、
まだまだ1か月半も先です
七夕が秋の季語というのも、納得という感じですよね
太陽暦で7月7日に短冊を書くと、梅雨真っ最中で、星に願いが届かなくなってしまうかもしれません
古典の勉強をするとき、
どうしても、現代の感覚で考えてしまって、なんだか想像できないなーと思ってしまうことがらが多いのですが、
便覧や資料集の、資料や写真がたくさん載っているページをじっくり眺めて、
十干十二支や、太陰暦や、不定時法など、
生活の側面から思いをめぐらすことも、役に立ちそうです
それにしても、夜は、暗かっただろうなー
夏と冬の睡眠時間、ずいぶんちがったんじゃないかな