雨になりました
雷も鳴って、けっこう激しく降っています
そういえば、雹なんかが降ってニュースになるのは、5月あたりだったなーと
ぼんやり考えながら、雨音を聞きました
奈良県には、世界遺産が3か所
古都奈良の文化財、法隆寺地域の仏教建造物、紀伊山地の霊場と参詣道(奈良県は一部です)
世界遺産が複数ある都県は限られていて、3か所もある県はほかにありません
そのうち、「古都奈良の文化財」がある奈良市の小学校では、
「世界遺産学習」という教育プログラムをもって、世界遺産や文化財について学習しています
貴重な文化財を活かし、将来に伝えていくためにも、欠かせない学習ですよね
奈良の博物館で世界遺産学習の児童たちを案内するボランティアをしていると、
程度の差はあっても、どの児童さんも、自分たちの地元にある文化財に誇りを持っていることが伝わってきて、すこしうれしくなります
地元に誇れるものがあると、自信になるし、きっと責任感も出てくるでしょう
世界遺産というビッグネームがなくても、
地域の(市町村単位で)文化財や貴重な自然について、テーマをもって学習することは、とても意義のあることで、
これこそ「ゆとり」でじっくり扱ってほしかったと、いまさらながら思いました
さて、社会の科目を教えていると、「どうしようもなく社会が嫌い」という生徒さんに遭遇することがあります
どうして?と聞くと、暗記しないといけないから、おぼえるのがいやだ、苦手だ、というのです
興味が持てないんですよね
だから、たんなる暗記なんです
こうなったら、もう、社会は苦行ですねー
中学生になってから、いまさらのように文化財に興味を持ちましょうというのは、ちょっと酷です
社会科に興味が持てるかどうかは、小さいころの習慣や経験によるのだろうと思います
どうしても興味を持てないみなさん、
勉強はしょせん修行です
ときには苦行になることもありますが、乗り越えた者だけが到達できる新しい世界が待っています
逃げないでがんばろう