きょうは、スーパーマーズ
最大級の火星が見られるということで楽しみにしているのですが
ちょっとお天気が気がかりです
パスティーシュ(パロディとしての模倣、パクリ)という文学のジャンル
(れっきとした作風として、こういうジャンルがあるのです)で有名な作家、清水義範さんのエッセイ(かなにか)で読んだ(記憶がある)のですが、
清水さんは、
海岸にころがっている漂着ゴミなどのゴミを
『海辺の死に物』(かつて人気番組だった『海辺の生き物』のパロディですね)として、
ドキュメンタリー風に撮影するという、高尚なお遊びを楽しんでいらっしゃいました
清水さんといえば、最終学歴が、たしか、愛知教育大教育学部の国語学科
国語の遊びかたをご存じなのでしょう
清水さんの作品は、どれもとても楽しくて、
「言葉遊びって、面白いよね」と気づかせてもらえます
国語が面白くないのは、
筆者の意図を読み取ったり、登場人物の気持ちの変化を説明したり、そういった、勉強としての側面が強調されるからです
問いに正確に答える国語力を身につけるには、ことば力が大切です
基礎をおろそかにして読み取りや説明がうまくできるはずがありません
ところが、そのことば力はというと、リストアップしたものをただ覚えるだけ
これが国語の勉強だと思っています
その結果、「国語は、よくわからないしめんどうでおもしろくない」と、なってしまいます
言葉遊びは、ことば力を鍛える、たいせつな「お勉強」なのです
ちょうど目の前に、俵屋宗達の風神雷神図屏風のちいさなちいさなレプリカはがきがあるのですが、
ちょっと、この、風神と雷神に会話をさせてみましょう
ごく短めに・・・
「おい、きょうはどこへ行く?」
「中京あたりかな~。あたらしい氷屋ができてんて。かるーく、飛ばしてあそんだろ、思うて」
「新しいやつぁ、耐震構造とやらじゃねぇけぇ? おめぇのちっちぇ風袋じゃ、とてもかなうめぇ」
「はぁ~?ちっちぇえやて? おれの風袋にケチつけんなや、このデンデンダイコが」
「なにを!言やがったな。めーから気にくぁねぇやろうたぁ思ったぜ、もぅ勘弁ならねぇ」
・・・うわぁ、おとうちゃん、お空が、たいへんだー
これが、かってにアフレコ
ただの言葉遊びですが、かぎになる要素がいくつかあります
まず、場面や人物の設定
ふたりは仲がいいのか悪いのか、どこに行くのかそれとも帰るのか、
ことばはどうするのか(ここでは、江戸弁と上方ことば)
オチはどうするのかも大切ですよね
場面や人物を設定することが、物語文の入口です
キャラを設定するものはなんでもいいので、
目についたものに会話をさせてみてください
おもしろいストーリーができるかもしれません
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