桜の淡紅が姿を消し、山の稜線が目を引くようになりました
遠近もはっきりして、山がこれほど近くにあったのか、という感じ
すこし驚きです
小雨に新緑がみずみずしいですね
あちこちで鯉のぼりも目にします
すこし早いですが、まさに
「雀らも海かけて飛べ吹き流し」 石田波郷
ちいさな命も力強く羽ばたいてほしい気がします
新学年、ということで、気持ちを新たに踏み出した生徒さんが多いことでしょう
ただ、どうしても気が重いというひともいるかもしれません
いつの時代もなくならないのが、「イジメ」という問題
あえて、今日は、イジメに触れてみようと思います
はっきりしておきたいことがひとつあります
それは、
イジメは、イジメる側が100%悪いということです
イジメが表に出ると、イジメた者は、いろいろと言い訳をするのですが
すべて自己擁護に過ぎません
イジメる理由はどれも主観的なものです
ただ、世の中は理不尽でできあがっているようなもの
学校も社会の縮図のひとつですから、
現実には、イジメる者が悪者として罰せられることは、少なくて
イジメられるほうが泣き寝入りをしていることが多いのです
だから、イジメは、けっしてなくなりません
イジメられているひとたち、考えましょう
どうやったら、イジメられずにすむか
いっしょうけんめい頭を使って考えてください
たとえば、
勉強ができる人は、どんなに変わり者でも、空気を読まなくても、イジメられません
ほかのひとによく思われようとしなければ、仲間になろうと思わなければ、シカトされてもハブッても、気になりません
ともだちがいないことは、けっして悪いことやこわいことではありません
ラインのなかまにならなければいいのです
ラインのグループになって他人の悪口を書きこむ時間があったら、そのぶん勉強してください
話題がだれかの悪口になりそうになったら、読まずにスルーして離脱してください
理由を聞かれたら、ごめん、寝た、で済ませましょう
それで仲間はずれにされたり悪口を書かれたりするようなら、そのグループはともだちでもなんでもありません。すぐにグループから離れてください
とにかく、一人で行動できる強い人になることが大切です
考えることを人任せにしてはいけません
繰り返します
イジメは100%イジメる側が悪いのです
だから、どんなにまちがってもイジメる側に入ってはいけません
そして、もしも自分が、すこしでもイジメられているかもと思ったら
かならず大人のだれかに相談してください
世の中にはいろいろなことがありますが
4月の、いま、心がけておくことで、
これから一年、気分良く過ごせるかどうかが決まることも多いのです
しっかり、じぶんの頭を使って考えてください
個別自立学習は プログレス学習教室