鉢植えの福寿草がようやく咲きました
寒いといってもやはり春なんですね
さて、きのうの続きで、予測能力の鍛えかたですが
中心となる単語から派生することばをどんどん挙げていく言葉遊びが役に立ちます
たしか作家の幸田文さんが随筆に書かれていたことだったと思いますが
文さんの父親である幸田露伴さんは、文さんたちに
「あなたのお庭に木が何本」という類の言葉遊びをよくなさっていたそうです
庭木になりそうな木を、頭の中で自分の庭にどんどん植えていく、たくさん植えたほうが勝ち、という遊びです
ハナミズキ、キンモクセイ、アジサイにバラもほしいし…とあれこれ出てくれば、ことばが豊かな証拠。なかなか出てこないのが現実です
庭の木は、近ごろなじみのない家も多いでしょうから、ペンケースの中身、おおきな鳥かごの中、水族館、食器棚の中、なんでもかまいません
まずは興味の持てそうなものからいきましょう
そこから派生してつぎつぎに思い浮かぶことばを書きだしてみます
このとき、イラストを見たりひとに聞いたりするのでなく、ことばを自分の頭の中から引っ張り出すことが重要です
そのことばから、クジラ――大きすぎるとか、サンゴ――いろいろな色があるとか、さらに派生するとよりいいでしょう
マインドマップというそうです
ことばとことばをひもでつなぐ感じ、もしくは、ことばにタグをつける感じですね
そうやって、どんどんことばをひろげていく
ことばとともに、脳の可能性も広がります
妄想は、大切です