3日目の朝を迎えました。
ホテルでの朝食バイキングは、毎日同じメニューが並んでいます。
海に面したテラス席に座ったら日差しが強く、蜂が飛び交っているため、部屋の中でいただきました。

 

 

明日から演劇が始まるので、今日は中休み。
南仏プロバンス地方へ遠足に出掛けました。

モナコから南仏プロバンスへ

裏から見たサント・ピクトワール山

 

モナコから高速道路を西に走ること2時間余り、周辺は一面ブドウ畑が広がっています。


フランスのワイン産地は、ボルドーとブルゴーニュが有名ですが、実は南仏プロバンスの方が歴史が古く、紀元前6世紀頃からワイン造りがなされていました。
日照時間が長く、複数の石灰岩の層を持つ土壌で、水はけもよくブドウ栽培に適しているそうです。
「シャトー・アンリ・ボノ」という新興ワイナリーにお邪魔しました。

新興ワイナリー「シャトー・アンリ・ボノ」

 

1920年からブドウ造りを始め、他の醸造場に原料を供給していたそうですが、3代目の当主になってからワイン造りを始めたそうです。

28ヘクタールの畑で年間約15万本の生産をしています。


原産地呼称統制(AOC)ワインで、収穫は手摘み、熟成はロゼや白は木のたるで8ヶ月以上、赤は18ヶ月以上で造り、販売しているそうです。
地下の貯蔵庫は、たるがずらりと並び、塵一つ無く、清潔そのもの。年間を通して温度は20度前後に保たれていて、糀が発酵したような良い香りです。

 

 

 

 

 

シャトーの広報担当 エリック・ミシェルさん 28歳

 

エリックさんの話で、ロゼが一番絞りだと言うことを初めて知りました。
赤とロゼは同じタンクで作り、ブドウは粒のままタンクに入れて粒の重みで皮がはじけ、果汁に色がつき始めます。その1番絞りがロゼ。タンクに残ったブドウはそのまま赤ワインになる訳です。
ロゼの試飲をさせていただくと、躍動感溢れる新鮮な味わいと、エレガントな果実味が口の中に広がります。美味しい♪
日本で流通しているロゼとは別物に感じました。
持ち帰りを考えず、赤、白、ロゼワイン5本ゲット(笑)

 

一番絞りのロゼワイン

 

 

 

 

セザンヌがよく通ったカフェ近くで昼食。

 

 

 

 

 

 

 

 

マーケット店内

 

 

生のジュース製造機

 

 

セザンヌが通った法科大学

 

市役所

 

ハーブ石けん

 

セミの飾り

 

ナッツのお菓子 ヌガー

 


セザンヌのアトリエに向かいました。

 

木々に囲まれた可愛い家です。

 

中にはセザンヌの洋服や、モデルにした果物、人形などが所狭しと並んでいます。

 

 

 

セザンヌ デスマスク

 

よくセザンヌがスケッチに訪れた場所からは、サント・ビクトワール山の素晴らしい眺めが…しばしセザンヌが愛した場所に佇んでいました。

サント・ビクトワール山

 

 

 

次回はモナコ消防隊との会見や、国際アマチュア演劇祭、赤白パーティーなど。

また読んでくださいね(^^)/~~~